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性交痛にさよなら!パートナーと向き合うヒント【前編】
世代を問わず、多くの人が悩んでいる性交痛。その解決には、パートナーと対策をしたり、専門家に診てもらうなど、様々な観点から対策が考えらえます。日本初の性交痛に特化した情報メディアである「ふあんふりー」( https://fuanfree.com/ )編集長であり、デリケートゾーンケアブランド「YourSide」代表でもある、うるおいヘルスケア株式会社の小林ひろみさんに、パートナーと共に性交痛に向き合う6つのヒントについてお話を聞きました。 監修/話題提供 小林ひろみ/潤滑剤の輸入販売・メノポーズカウンセラー・性交痛メディアFuanFree編集長 15年前に潤滑剤の輸入販売を通じて出会った「性の健康」という概念。性にも健康と不健康が存在し、誰もが健康で心地よい、安心できる性生活を追求することが大切だということを学びました。この概念に触れて以来、性交痛(性行為に伴う痛み)の問題に取り組み、その解決に力を注いできました。商品で潤いを届け、ウェブメディアで情報を届け、活動団体を通じて課題を社会に届ける活動をしています。 ポイント1:パートナーに率直に切り出す ーー性交痛を抱えている人は、パートナーに打ち明けた方がよいのでしょうか?
もっと読む12月 22. 2023#コミュニケーション -
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もしもの時のおまもりに「緊急避妊薬」ってどんな薬?
2023年11月28日から、一部薬局での試験的販売が始まった緊急避妊薬。 緊急避妊薬は、「アフターピル」「モーニングアフターピル」とも言われ、不十分だった避妊や性暴力被害から72時間以内にできるだけ早く服用することで、高い確率で妊娠を防ぐことができる薬です。 どんな薬なのか、また、もしも緊急避妊薬が必要な状況に自分や子どもがなったとしたら、どのような選択肢があるのか、服用の際に知っておきたいことを解説します。 緊急避妊薬はタイムリミットがある薬 緊急避妊薬は妊娠の心配がある性行為から早く服用するほど効果的な薬です。 緊急避妊薬の妊娠阻止率は性交から24時間以内で95%、48時間以内で85%、72時間以内で58%となっています。この妊娠阻止率は、月経周期における妊娠のしやすさの変動も考慮された数値で、緊急避妊薬「レボノルゲストレル」を性交から72時間以内に服用した時の妊娠率(実際に妊娠する確率)は1.34%と言われています。 だからこそ、緊急避妊薬は必要になった時にいち早く飲めることが大切な薬です。世界約90カ国では、薬局で処方箋なしに買える薬になっています。 副作用は? どうやって避妊成功を確認できる? 緊急避妊薬の副作用として、一時的に気持ち悪くなったり、頭痛が起こったりすることもありますが、長く続く副作用や、もし繰り返し服用したとしても将来の妊娠しやすさ
もっと読む12月 8. 2023#セルフケア -
夫婦でも、子どもとも考えたい「性的同意」とは
「性的同意」という言葉を聞いたことはありますか? 性的同意とは、すべての性的な行為に対して、お互いが「その行為を積極的にしたいと望んでいるか」を確認することを指します。ここでいう「性的な行為」とは、性行為だけではなく、キスやハグ、手をつなぐ、ボディタッチや性的な会話や言動も含まれます。たとえお互い好き同士であっても、性的なコミュニケーションや会話の後で、モヤモヤしたり嫌な気持ちになったりしたとしたら、もしかしたら性的同意を大切にされていなかったことが原因かもしれません。 性的同意はなぜ大切? 人はだれでも自分の身体にだれがどのように触れるのかその人自身が決める権利があります。本人が望まない性的なことやふれあいをすることは、その人の境界線を侵害し、尊厳を傷つけてしまうことになります。大前提として性について、他の人の権利を尊重しつつ、安心してポジティブに楽しめるということは、誰もが当たり前に持つ権利であることを忘れずにいたいですね。 その一方で、「嫌よ嫌よも好きのうち」「女性は従順でいるのがいい」「誘われたら応じないのは男らしくない」といったことを多く見聞きしてきた人もいるかもしれません。このような社会的価値観の中で育つことは、相手にNOと伝えるのが難しいと感じることにもつながっています。 「空気を読まなくてはいけない」というプレッシャーや、性行為で気まずくなりたくないという思いを抱えている人も多く、気持ちをオープンに話すことに恥ずかしさを感じたり、相手にも口にしてほしくないという好みがあったりする人もいるかもしれません。 しかし、性的同意を理解し大切にすることで、お互いがいつも「ここまではOK/NG」といった境界線が守られ、自分らしく安心して過ごすことや相手との信頼関係を深めることにつながるのです。
もっと読む11月 24. 2023#コミュニケーション -
性交痛の原因と解決に向けて一番大切なこと
近年、性交痛(セックスの時に感じる痛み)を訴える方が増えているようです。しばらく前までは、主に閉経を迎えた女性が感じるものと思われていましたが、それ以外の年代の方からも訴えが届くようになったのは、性交痛は増えているのでしょうか?「女性は耐えるものという認識が変わってきて訴えが顕在化したというのもありそうです。性交痛そのものが増えたわけではなく、『痛い』と表明する人が増えたと見ています」と語る産婦人科医で日本性科学会認定セックス・セラピストの早乙女智子先生に、ライフステージごとの性交痛の原因や解決のヒントを聞きました。 前回の記事はこちら「実は多い?性交痛の悩みとまず自分でできること」 監修・話題提供 早乙女智子/産婦人科医・往診専門医・認定セックスセラピスト 女性の健康を守るのに欠かせない「妊娠出産関連費用の無償化」を!女性の外陰部をないもののように扱ったり軽く考えたりすることに憤り、「会陰切開はおせっかい」に集約される女性の人権、健康、生き方に関する啓発活動を行ってきました。 ●月光会さおとめ智子ジェンダー政策研究会主宰●日本性科学会副理事長●世界性の健康学会(WAS)理事●神奈川県立足柄上病院 非常勤医師●Sola Clinic 非常勤医師
もっと読む11月 10. 2023#コミュニケーション -
実は多い?性交痛の悩みとまず自分でできること
性交痛ーー。セックスの時に感じる痛みのことです。性交痛を感じたことのある女性は、実は年代にかかわらずかなり多いという調査データもあります。診療や相談の経験から見えてきた性交痛のお悩みのリアルな声、自分でできる性交痛対策について、産婦人科医で日本性科学会認定セックス・セラピストの早乙女智子先生に聞きました。 監修・話題提供 早乙女智子/産婦人科医・往診専門医・認定セックスセラピスト 女性の健康を守るのに欠かせない「妊娠出産関連費用の無償化」を!女性の外陰部をないもののように扱ったり軽く考えたりすることに憤り、「会陰切開はおせっかい」に集約される女性の人権、健康、生き方に関する啓発活動を行ってきました。 ●月光会さおとめ智子ジェンダー政策研究会主宰●日本性科学会副理事長●世界性の健康学会(WAS)理事●神奈川県立足柄上病院 非常勤医師●Sola Clinic 非常勤医師 性交痛のお悩みのリアルボイス 今回、早乙女先生のご経験から、性交痛に関するよくある悩みの声を教えてもらいました。 前の彼氏の時は痛くなかった
もっと読む10月 27. 2023#コミュニケーション -
性科学から紐解く、心地よい性生活のヒント
パートナーシップの中でも、大切な性生活。パートナーと心地よい時間を過ごしたいと思っても、痛みがあってリラックスできなかったり、さらにはパートナーにも申し訳ない気持ちを持ったり、性行為自体に消極的になってしまったりする人も少なくありません。痛みには様々な理由がありますが、痛みを軽減し、お互いの満足につながるコツや知識があるそうです。産婦人科医で日本性科学会認定セックス・セラピストの早乙女智子先生に聞きました。(※本記事内では、便宜上、生物学的な男性を男性、生物学的な女性を女性と表現し、また身体の性が男女の組み合わせでの性行為を中心に解説しています。しかし、現実の性別のあり方は様々です。) 監修/話題提供 早乙女智子/産婦人科医・往診専門医・認定セックスセラピスト 女性の健康を守るのに欠かせない「妊娠出産関連費用の無償化」を!女性の外陰部をないもののように扱ったり軽く考えたりすることに憤り、「会陰切開はおせっかい」に集約される女性の人権、健康、生き方に関する啓発活動を行ってきました。 ●月光会さおとめ智子ジェンダー政策研究会主宰●日本性科学会副理事長●世界性の健康学会(WAS)理事●神奈川県立足柄上病院 非常勤医師●Sola Clinic 非常勤医師 性科学の視点で紐解ける性の悩みとは? セックス�
もっと読む10月 20. 2023#コミュニケーション -
もしかして夏バテ?その対策5つと受診のポイント
夏に起こりがちな体調不良といえば「夏バテ」。暑くてちょっとバテただけ……と簡単に考えがちですが、軽くみたせいで症状の悪化を招いてしまったり、実は別の病気だということに気づかなかったりすることもあります。夏バテの原因や主な症状、食事や衣服の工夫でできる夏バテ対策、夏バテに関わる病気と受診の目安などを、産婦人科医の柴田綾子先生にお聞きしました。 産婦人科医 柴田綾子先生 2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信をおこなっている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 夏バテの原因や主な症状 ーーまず、夏バテの原因や主な症状を教えてください。 ”夏バテ”という正式な病気があるわけではないんですけど、夏の暑さによって引き起こされる体調不良を全部ひっくるめて夏バテと呼ぶことが多いです。主な原因は脱水や疲れです。冷房と外気温との落差で体調が悪くなったり、食欲が低下したりというのも夏バテとしてよくあることです。 「もしかして夏バテかも?」と思ったらできること ーー夏バテを予防する方法や、「夏バテかも?」と思った時の対策はありますか?
もっと読む8月 4. 2023##悩み -
ムレやニオイ、気になる夏のデリケートゾーン対策
気温や湿度が高くなる夏は、デリケートゾーンの蒸れが気になる季節です。デリケートゾーンの蒸れは、どんなトラブルにつながるのでしょうか?蒸れの原因やデリケートゾーンを快適に保つ方法、肌荒れした場合の対処法・受診目安について、産婦人科医の柴田綾子先生にお聞きしました。 産婦人科医 柴田綾子先生 2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信をおこなっている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 デリケートゾーンの蒸れの原因とトラブル ーーまず、デリケートゾーンの蒸れにはどういった原因がありますか? デリケートゾーンが蒸れる原因はいくつかあります。まず、下着の通気性ですね。ナイロン性になっていたり、ズボンもタイトだと、蒸れやすかったりします。生理中だったらナプキン、生理の前後だとおりものシートが蒸れる原因ですね。長時間座ってたりするのも原因になります。 ーーデリケートゾーンの蒸れから、どういうトラブルが発生しがちでしょうか。 元々、デリケートゾーンは普通の肌よりも弱いので、蒸れたりすると痒みが出やすかったり、おりものが多い時期だとより匂いが気になったりしますね。また、蒸れからかぶれや肌荒れにつながることもよくあります。
もっと読む7月 21. 2023#セルフケア -
つらい冷え性に!今すぐ始めたい温活ケア【後編】
近年、「温活」という言葉も登場し、冷えの悩みが注目されています。季節を問わず、手足や腰の冷えや、冷えからくる不眠や体のこり、だるさに悩まされているという人もいるのではないでしょうか。でも、冷えについて知れば良い対処法が分かるかも?今回は前半では冷えの原因や症状、漢方などの対処法、後半では、温活ケアの具体的な方法をやまがたてるえさんにお聞きしました。 やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント 病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっている。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】HP: https://www.hahanoki.com/ 温活ケア① 運動で下半身の筋力をUP ーー前回の記事では、冷えの原因や漢方などの対処法を教えていただきましたが、その他普段の生活の中でできる温活ケアとして何から始めるのがいいでしょうか? まずは運動です。
もっと読む6月 9. 2023#セルフケア -
つらい冷え性に!今すぐ始めたい温活ケア【前編】
近年、「温活」という言葉も登場し、冷えの悩みが注目されています。季節を問わず、手足や腰の冷えや、冷えからくる不眠や体のこり、だるさに悩まされているという人もいるのではないでしょうか。でも、冷えについて知れば良い対処法が分かるかも?今回は前半では冷えの原因や症状、漢方などの対処法、後半では、温活ケアの具体的な方法をやまがたてるえさんにお聞きしました。 やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント 病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっている。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】HP: https://www.hahanoki.com/ 冷えは万病のもと ーー冷えの原因を教えてください 冷えにつながる様々な要因がありますが、冷えは男性よりも女性のほうが感じやすく、その主な原因の一つは筋肉量です。男女で筋肉量が異なるため、代謝も異なり、発生する体温も異なりま�
もっと読む5月 26. 2023#セルフケア -
つらいPMS、どうする?自分でできる改善法
生理前に体がむくんだりイライラするなど、心身の不調を感じる方は多いのではないでしょうか。そういった症状はPMS(月経前症候群)と呼ばれています。今回はPMSとその原因や症状、対処法や治療について、産婦人科医の柴田綾子先生にお聞きしました。 産婦人科医 柴田綾子先生 2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信をおこなっている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 PMSの原因とは ーーまず、そもそもPMSとは何ですか? 月経前症候群(Premenstrual Syndrome : PMS)は、月経(生理)の起こる3〜10日前に体や心に不調が出て、生理が始まるとそれが自然に治るというのが、PMSの特徴です。ただ、生理の前に何らかの症状が起こるということは、結構多くの女性が経験しています。その症状で生活に支障があったり、仕事や人間関係に悪影響が出て本人が困っているというのが、1つのPMSの目安になると思います。 ーーPMSが起こる原因は何でしょうか? PMSの原因には、いろんな要素が混じっていると今のところは考えられています。なので、「原因はまだはっきりと分かっていません」というのが答えなんです。ただ、よく言われている原因の1つは「女性ホルモンの変化」です。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2�
もっと読む4月 27. 2023#PMS -
子どもにプライベートゾーンをどう教える?
近年、小さなお子さんを持つ保護者が子どもへの性教育について話題にする際、「プライベートゾーン」という言葉が登場することが増えました。プライベートゾーンという言葉をどう理解して、どう子どもに伝えるか。子どもへの性教育について保護者はどんなことを悩んでいるか。子どもと性教育について学ぶためにどんな絵本がオススメか。今回はそんなお話を助産師のやまがたてるえさんに聞きました。 やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント 病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっている。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】HP: https://www.hahanoki.com/ プライべートゾーンとは? ーー近年、幼児や小学校低学年のお子さんへの性教育の場面などで「プライベートゾーン」という言葉が使われることが増えたように思います。この言葉の意味を教えてください
もっと読む4月 22. 2023#コミュニケーション