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7月 21. 2021

ゲームとの正しい付き合い方

「ゲームをねだられてつい買い与えてしまったけど、ゲーム中毒みたいにならないか心配…」
「ゲームをやりすぎて勉強がおろそかになったりしないかな…」
インターネットやテレビゲームがこれほど普及している現在、子供たちの目にも耳にも「ゲーム」という名の誘惑は当然届いてきます。しかし、親としては子供の生活がゲーム一色になってしまい、旅行や読書などに興味を示さなくなってしまうのではないか、という恐れがあるのも頷けます。

本記事では一児の父である筆者が、自身の幼少期と我が子の事例を参考に、子供のゲームとの付き合い方についてお伝えします。ぜひ最後までお付き合いください。

ゲームを子供に買い与えないのはもはや虐待!?

いきなり強めの言葉を使いましたが、このご時世に子供に一切のゲームを禁止するのは、もはや虐待だと私は考えています。

小学生もスマホを持ち、アプリでゲームを楽しんでいる時代です。仮にスマホは持っていなくても、携帯ゲーム機を1人1台は持っているのではないでしょうか。もしゲームをやる手段を一切持っていなければ、どんなに勉強やスポーツができても、友達との会話の輪に入れないタイミングが生まれます。大人の世界でも子供の世界でも、疎外感が生まれるのはあっという間です。疎外感はやがて「排他」や「締め出し」という感情に変わり、やがていじめにつながる可能性があります。

私は幼少期、ゲーム機を買ってもらえませんでした。このため、(自分で言うのも何ですが)勉強も運動もできたにも関わらず、ゲームの話が始まると一切会話に入っていけず、強い疎外感と悲しみを覚えました。無理矢理会話に入ろうとして知ったかぶりをして恥をかいたり、馬鹿にされたりした時の屈辱は今でも忘れません。

小学校低学年の頃は単に「輪に入っていけない」で済んだのですが、高学年になった頃には一時期本格的な「仲間外れ」を味わいました。それまで仲良くしていた5人グループがいたのですが、私を除いた4人で遊ぶようになってしまったのです。この時は本当にショックでした。私の人格や行動に問題があったわけではなく、本当にゲームの有無だけで友達関係は壊れてしまうということを痛感したのです。

私は親にこの辛い状況を話し、ゲームを買ってくれるよう頼みました。しかし、私の両親は「ゲームなんかでしかつながれないのは、本当の友情じゃない」という謎の理論を振りかざし、結局ゲームを買ってくれることはありませんでした。

このように、親としては「ゲームを買い与えない」という選択肢をとるのは楽かもしれませんが、ゲームが一切ない子供はほぼ確実に「疎外感」を味わっています。悪い方向に進むと、仲間外れやいじめにつながる可能性があることを忘れてはいけません。親が子供に疎外感を味わわせる行為は、虐待に他ならないと私は考えます。

ゲーム中毒にさせないためには?

子供がみんなとの会話についていくためには、ゲームが必要であることはお伝えしました。では、子供がゲーム一辺倒にならず、勉強、スポーツ、読書、家族との時間などなど、他の有意義な物事にも時間を費やすようになるにはどうすればよいのでしょうか。

①「性悪説」という前提で接しよう

親が想像するより、子供は誘惑に弱いです。大人と違って「誘惑に負け続けるとえらいことになる」という経験がないので、当然です。つまり、ルールを決めずに好き放題ゲームをやらせていたら、子供は永遠にゲームを続ける生き物です。

また、子供は親がゲームを禁止したら、親に隠れてコソコソゲームをする生き物です。ゲーム目当てで友達の家に入り浸ったりすることも考えられます。私がかつてそうでした。

②ルールを決めよう

このように、子供はゲームに関して完全に「性悪説」であると考えるところからスタートしましょう。では、そんな誘惑に負け、親に隠れてゲームをしてしまう子供にはどのように対処すればいいのでしょうか。

私は息子と、「緩いが絶対に守るルール」を、入念な話し合いの上作成しました。具体的には、
●毎日1時間はゲームをしていいが、絶対に時間を守ること
●宿題を必ず終わらせてからゲームをすること(ママが判定する)
●21時就寝は必ず守る
万が一上記のルールを破ったら、1週間ゲームを禁止する(ゲーム一式をパパが職場に持っていくので探しても無駄です)

などなどです。

ポイントは、すべてのルールを息子と合意の上で決めた点です。1日のスケジュールを2人で見直し、息子の口から「ゲームに充てる時間は1時間にする」という言葉を引き出しました。親に無理やり押し付けられたルールではなく、息子としても比較的納得のいく「毎日1時間」という数字であることから、1年以上経った今でもうまくいっています。それでも時々時間オーバーをしようとしたりしますが、「パパが無理やり作ったルールじゃなくて、お前が自分で決めたことなんだから守れ」という伝え方をすると、大人しくゲームスイッチをオフにします。約束を守ることの大切さを常々伝えているので、自分との約束をしっかり守ろうとしているのだと思います。

まとめ

親にとって、子供のゲームとの付き合い方は頭の痛い問題だと思います。私も悩んだ時期はありました。しかし、上記の通り子供にとってストレスのないように、自分でルールを決めさせることは非常に有効です。ぜひ試してみてください。

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WRITER PROFILE

ツキとナミ 運営事務局
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