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5月 18. 2021 パートナー育児

小学校低学年向けの性教育ってどんな内容がありますか!?

「新しい時代の性教育」をキーワードに、更にはユネスコの「包括的性教育」を元にした「人権教育の一環としての性教育」の内容をお伝えいたします。

日本の「性教育」は他の諸外国に遅れを取ってしまっていると言われています。
「性教育が進んでいる国」と言いますと「欧米諸国や北欧などの国々」をイメージされる方も多いのでは、と思いますが、お隣の国である中国や韓国、台湾、香港などの「他のアジアの国々」も幼少期からしっかりと「性教育」を行っている、という現状があります。

また、日本の学校教育としての「性教育」が変わるにはどうしても時間がかかるため、「おうちでの性教育」が非常に大切になってきています。

諸外国では「9歳ころまで」に、基礎的な「性教育」を始めているというのが現実です。また、スマートフォンやインターネットの登場により、国際交流も盛んになり、さらにはインターネットを通じた性犯罪なども出てきておりますので「性教育?そんなの放っておけば勝手に覚えるでしょう?」と言っている場合ではなくなっています。

また、小学校低学年頃までですと、「性的なことはいけないことだ」という間違った刷り込みが少ないので、実は「性教育がしやすい」時期でもあるのです。
小学校高学年になると、体と心の第二次性徴がどんどん始まりますから、ぜひ、その前に、しっかりと「性教育」をしてはいかがでしょうか。

●7歳から9歳ころまでのお子様に「性教育」をしようとしても「無反応」なのは正常な反応です

性教育は3歳ころからスタートすることができます。
実は3歳から6歳くらいのお子様は、何も刷り込みがない状態ですから、「性=いけないこと」という思い込みもなく、更には「どうやって自分が生まれてきたのか」などの興味津々ですので、「性教育」にものすごく興味を持ち「もっと教えて!」「もっと聞きたい!」という反応を示してくれます。
小学校低学年くらいですと、まだまだ親と一緒にお風呂に入るお子様も多いでしょう。
実はこの「一緒にお風呂に入る時」は、性教育のチャンスです。お子様の身体と向き合い、しっかりと伝える機会になります。

小学校高学年になると「性教育」の内容を伝えようとしても、拒否反応をおこしたり、きちんと話をきいてくれないケースも増えてくるようです。
そのため幼少期、小学校低学年は非常に大切な時期です。

●男女とも「汚れたパンツは自分で洗うように」教えましょう!

性教育の一環として、小学校低学年のうちに実践させて欲しいことは「自分のパンツが汚れたときには、自分で洗うように」という説明をしておくことです。

8歳や9歳ころになると、早い女の子であれば下着におりものがつくようになりますし、小学校高学年になると、生理が始まる子も出てきます。

その際の「訓練」として、小学校低学年(早ければ幼稚園の頃からでもOKです!)頃から、「パンツが汚れたときには、お風呂に入るときに、自分自身で洗って、洗濯機に入れるように」と、しっかりと教えるようにしましょう。
また、一緒にお風呂に入っていれば、この「パンツ洗い」を教えるのも、とてもやりやすくなります。

更に、特に大切なのが「男の子にも自分でパンツを洗わせること」です。
実は、女の子が「生理」が始まった際には、同性同士ですし、お母さんに言いやすい、という背景があるのですが、男の子は、初めて精通があり、さらには「夢精」などでパンツを汚してしまった際に「どうしたら良いのか分からず、パンツを外に捨ててしまう人」などがたくさんいるようなのです。
こうなってしまうと、男の子は非常に焦ってしまいます、非常に傷つき、落ち込んでしまう人もいるそうです。
幼少期から「おしっこやうんちでパンツが汚れた際には、すぐに取り替えてもいいんだよ。だけど、汚れたパンツは自分で洗って、洗濯機の中に入れておいてね」など、伝えておくことが重要です。
また、女の子の「生理」に比べて、男の子の「精通」が始まった際には、お母さんにはあまり知られたくないなど、非常にナイーブな内容です。

無理に干渉してしまうと、男の子は壁を作ってしまいますので、とにかく幼少期からの「パンツ洗い」をしっかりさせた後は、体の変化が始まっても、見守ってあげるのか、少しだけアドバイスしてあげるのかをお子様の状況を見たうえで対応してあげましょう。

お子様は想像以上のスピードで大人になっていきますので、しっかりと心の準備をしておくようにしましょう!

●「生理」は自分の息子に見せてもOKです

男の子のママからよくある話なのですが「娘には生理を教えてもいいけれども、男の子には教えづらい」「生理中は息子と一緒にお風呂に入らないようにしている」という方が多いようです。

ですが、最近の性教育では「母親自身の生理を子どもに教えることも立派な性教育の一部である」という考えが出てきており、また「ママには毎月生理がある」ということを知っておけば、将来、「女の子には毎月生理があって大変なんだな」と、女性に対して気を使うことができる男性へと成長します。

また、幼少期であれば、出先でお子様と一緒にお手洗いに入ることもあるのではないでしょうか?その際に「生理」を知らずにいきなり「血」を見てしまうと、中には「ママから血が出ている!」とパニックになってしまうお子様もいらっしゃるようなのです。

「生理」は「妊娠して子どもができるための大切なこと」を伝えた上で、「性教育のチャンス」と捉えて、しっかりと説明を行うようにしましょう。できれば「生理」も幼少期から教えたほうがよく、小学校低学年くらいは説明しやすい時期です。
ここでしっかりと「生理」に関して教えておくと、小学校高学年の「第二次性徴期」での性教育もスムーズに行いやすくなりますので、しっかりと行うようにしましょう。

簡単ですが「小学校低学年での性教育」に関してお伝えさせていただきました。
小学校低学年ですと、まだまだ性教育を行いやすい時期です。3歳から10歳までの「性教育のゴールデンタイム」は貴重な時期ですので、この時期にしっかりと教えるようにしましょう。

性教育は一人ひとりが自分らしく生きるための大切な教育で、お子様が将来輝くための大切な土台となりますので、ぜひ取り組んでいただければ嬉しいです。

参考資料

国際セクシュアリティ教育ガイダンス

参考書籍

お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!

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ツキとナミ 運営事務局
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