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日本において「性=悪いこと」になっているのはどうしてなの!?

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ツキとナミでは「ユネスコ 国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に従い「新しい時代の性教育」の内容をお伝えしています。

日本における「性教育」は「海外に比べ、遅れている」ということを別記事でもお伝えしていましたが、そもそも、なぜ日本では「性=汚いこと」「性=恥ずかしいこと」「性=悪いこと」と考える風潮があるのでしょうか?

今回はその謎に迫っていきたいと思います!

・「性=悪いこと」は日本の「文化的背景」から作られています。

今の日本における「お金=汚い」「性=汚い」というのは江戸時代くらいに作られたようで、太古の日本では、しっかりと『性=神聖なもの』と捉えられていました。

現在でも、諸外国では、基本的に『性=大切なこと』として捉えられています。

基本的に、今の日本での「当たり前」は、江戸時代や戦後に作られたものが多く「昔から、ずっとそうだった」わけではないのです。

・「未熟であること」が好まれる日本社会では「未熟であること」は可愛いことだと捉えられることがあります。

普段、日本で生活しており、日本社会しか知らなければ、意識することはないでしょうが、日本社会は、実は『未熟』な文化です。

「可愛い」文化も「未熟であることの象徴」であり、現在では「kawaii」という単語は西洋諸国でも「kawaii=子どものような愛らしい、可愛らしい感じ」として捉えられています。

男女問わずアイドルグループに「交際禁止」が求められるのも、この「未熟であること」が求められている、という経緯から来ている可能性はないでしょうか?

また「成熟する」ことと「性的なこと」は基本的にセットであり、「成熟していること」が求められている「西洋社会」では「大人は性的なことに興味があることは当然だ」という発想です。

つまり「性的なことに興味がある=成熟している」となってしまうので、「性=悪いこと、恥ずかしいこと」という風に歪んで捉えられてしまっている面もあります。

・日本の「母性社会」が「性」を拒んでいるという面も強いです。

これも、ずっと日本で生活していると気づきにくいですが、日本は「母性社会」です。

そのために「母親」が基本的に子育てをします。

一方で、西洋社会は「父性社会」です。

子供を「どんどん自立させる」ことが求められており、そのために、幼少期から、進んで父親が子育てに参加します。

「母性社会」は、母親が、子供を「包み込むように育てる」ことから分かるように、基本的に「子供をずっと手元に置いておきたい」と思ってしまう傾向にあります。その為、「子供が成長(成熟)して独立して欲しくない」というわけです。

基本的には、思春期になると、異性に興味を持ち、異性とデートをしたり、性的なことに興味を示したりして、その過程を経て「自分たちも新たな家族を作りたい」と思い、結婚していく、ということが「自然な流れ」なのですが、「子供をずっと手元に置いておきたい」親であれば、とにかく、お子様の「自立」を阻みます。

その際に「性的なこと=悪いことですよ」とお子様に教え込んでおくと「異性と付き合うことは悪いことだ」という考えが、お子様の中にインプットされていますので「男女交際=悪いこと」となり、お子様が「親のためにも異性と付き合うのは辞めておこう」と考えてしまうのも、不自然ではないことなのです。

ここでも、一方で「父性社会」である「西洋社会」では「18歳になったら子供は自立する」ことを目標に、子育てがされます。

「自立していく」「成熟していく」ためには「性的なこと」が不可欠となりますから、幼少期から「自立」に向けて「性教育」をしっかりとしている、という文化的背景もあります。

・幼少期〜小学校低学年頃のお子様にはまだ「性=楽しいこと」のようにポジティブなイメージがあります

実は「性=悪いこと」と思ってしまっているのは、日本の「大人」だけであり、幼少期のお子様などは「性=新しいもの、楽しいこと」として捉えています。

なので、幼少期のお子様は「性的なこと」に「興味津々」なわけです。

また、子供は純粋です。

単純に「自分ってどうやって生まれてきたのかな?」「おちんちんを触ると、大きくなるとどうして?」など聞いてくるお子様が居ても、単純に「どうしてなの?」という好奇心だけで聞いてきているケースがほとんどであり、そこで、大人が「恥ずかしいこと、聞かないの!」なんていうと、その言葉により「性=恥ずかしいこと」とインプットされていってしまう、というわけです。

お子様が「性」に求めているものは「興味関心」「正しい知識」「自分の身を守るスキル」などです。

ですので、大人のせいで「性=悪いこと」となってしまわないように、幼少期から、しっかりとお子様に向き合っていきましょう!

簡単に説明させていただきましたが、これはごく一部で、実は日本において「性=悪いもの」「性=恥ずかしいこと」となってしまっているのには、もっともっと色々な影響があることは事実です。

「ツキとナミ」では、「お子様の自己肯定感を高めたい」と思っており、そのために、必要な情報をどんどん発信していきたいと考えていますので、楽しみにしておいてください。

参考書籍

ユネスコ 国際セクシュアリティガイダンス

・お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!

のじまなみ著 辰巳出版

・母性社会日本の病理

河合隼人 講談社+α文庫

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