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5月 28. 2021 パートナー子育て

現役ママライターが田宮先生に聞く!子育てギモン・ナンモン③
「赤ちゃんはどうやってできるの?疑問に応えられる親になる」

ライター:実は最近、子どもと仲の良いお友達に妹ができ、「私も弟か妹が欲しい!」と言われ、その話の流れから「赤ちゃんはどこからくるの?どうしたら、できるの?」という質問をされました。その時は、「そうだねぇ。どこかなぁ、どうしてかなぁ・・・」という感じで、ごまかしてしまったのですが、これってどんな風に応えるのがよいのでしょうか?

田宮先生:そうですね。子どもは真っ直ぐですから、疑問に思ったことは何でも真っ直ぐ質問してきますね。まずは、子どもが「赤ちゃんはどこからくるの?」という疑問を持つことができたことを褒めましょう。

ライター:確かに、そうですね。妹や弟が生まれるという事実を超えて、命がどうして生まれるのかという大きな疑問を持つことは、すごい気づきですよね。

田宮先生:幼い子どもは、生物学的なことや医学的なことに興味を持って、「赤ちゃんはどこからくるの?どうしたら、できるの?」と尋ねているのではないでしょう。「弟や妹が欲しい」という気持ちから、質問しているのです。
ですので、この時期に伝えたいことは、「命の尊さ」についてです。一見、困ってしまう質問に思えますが、実は「命の尊さ」について、教えることができる良いチャンスなのですよ!

ライター:なるほど。「命の尊さ」ですね。確かに、おもちゃのように、お友達が持っているから自分も欲しい!という発想から始まっている部分もありますし、弟や妹が生まれることが、素晴らしいことだけど、家族みんなに対して責任を伴うことを分かってほしいです。

田宮先生:そうですね。祖父・祖母から父・母へ受け継がれ、そして子どもたちへと大切に脈々と受け継がれ、つながっていく大切な命であること、そして、その大切な命を自分自身も大事にしてほしいことを、説明しましょう。
人の命の尊さを説明することで、子ども自身の命を大切にしてほしいことや、親や家族、まわりの人たちが、あなたの命をどんなに大切に思っているかを説明するといいでしょう。

ライター:わかりました。ごまかさず、命の尊さについて説明するべきですね。反省です。

田宮先生:いきなりの質問では、どう答えていいか困ってしまうものです。良くないのは、「どうしてそんなこと聞くの!!それより早くご飯食べなさい」「そんな恥ずかしいことは聞かないの!」などごまかしたり、怒ったりすることです。

そうすることにより、「この質問はしてはいけないんだ」「赤ちゃんの質問は恥ずかしいことなんだ」と子どもが思ってしまうことです。

ライター:確かに、怒られるようなことなのだと思ってしまいますよね。それに、怒ってしまうと子どももびっくりしてしまってそれ以上の質問はできなくなってしまいますね。

田宮先生:はい。このような質問は、恥ずかしいことではないこと。怒らず、ごまかさず、親が真摯に向き合って答えることで、今後もそういった質問をしやすくなります。そして、どんなことでも真摯に向き合って答えてくれることが分かれば、子どももいろんなことを話してくれるようになるのではないでしょうか。

ライター:コミュニケーションを取りやすい関係になれるということですね。

田宮先生:その通りです。コミュニケーションを取りやすい環境を作ることで、親も子どものことを理解できるようになるし、子どもも親に対して信頼を寄せるようになります。コミュニケーションが常にとれていれば、子どもが大きくなって問題にぶつかった時でも、子どもの方から相談しやすくなります。

ライター:大きくなればなる程、一緒にいる時間が減って、それに伴って親との会話は減っていきますものね。でも、普段からコミュニケーションが取れていれば、確かにさらっと相談しやすいと思います!

田宮先生:親に相談できる環境があることは、子どもにとって大きな財産になります。できるだけ子どもとのコミュニケーションを心掛けて、いろんなことを話し合える関係性を作っていくことが大切です。

ライター:親子でのコミュニケーションの深さが、将来の子どもを助けることになるかもしれないということですね。

田宮先生:そうです。いろんなことを話しやすく、相談しやすい親子関係を目指しましょう。

〇プロフィール
田宮 由美

家庭教育研究家。家庭教育協会「子育ち親育ち」代表。

保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の資格を取得後、幼児教室、幼稚園、小学校で勤務。小児病棟への慰問や、子どもの悩みの相談員など、約15年間、多方面から5000名以上の親や子どもに関わる。同時に、さまざまな子育ての悩みを受け、理論どおりにはいかない親の葛藤や苦悩を痛感し、子育ての悩みをサポートする活動を個人で始める。
平成27年、日本最大級の総合情報サイトAllabout子育てガイドに就任。また子育てや教育のサイトをはじめ、新聞社への取材協力、雑誌、企業への執筆記事は300本を超え、多くの共感を得ている。テレビ・ラジオにも出演。子どもの自尊感情について研究した執筆論文は、2本が国立国会図書館に収められている。
プライベートでは医師の息子、母子支援の仕事に就く娘の母。
所属に、日本子育て学会、一般社団法人HAT、NPO法人日本交流分析協会。
著書に『子どもの能力を決める0歳から9歳までの育て方』(KADOKAWA出版)

●家庭教育協会「子育ち親育ち」ホームページ

〇ライタープロフィール
横田 万由美

奈良県在住のフリーライター兼デザイナー。子どもの頃からの本好きが講じて、言葉の面白さに目覚め、知識を深めるため大学では中高国語科教員免許を取得。卒業後は出版社→デザイン制作会社勤務を経て、結婚・出産後、フリーランスライターに。
人との会話の中で端々に現れる感情や志を汲み取り、言葉を紡ぐのが得意。小学生姉妹の子育て中で、女の子特有のカラダの変化やその大切さをどのように伝えるか日々試行錯誤中。

シリーズ
・現役ママライターが田宮先生に聞く!子育てギモン・ナンモン①「自尊感情を高めよう」
・現役ママライターが田宮先生に聞く!子育てギモン・ナンモン②「頑張る姿を見つめよう」

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WRITER PROFILE

ツキとナミ 運営事務局
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