「世界の女性や子どもが置かれている状況を知る」パート16 〜災害と子どもの心のケア【中編】〜

108

前編では、災害と子どもの心のケアについて大切な4つのことについてお話しました。今回の中編では、被災した子どもに起こる反応を年齢別に示し、その対応策をお話します。是非参考にしてくださいね。

子どもの年齢別心のケア

子どもが被災すると、様々な症状が出ますが、子どもは自分でその気持ちを伝えることができないことも多いものです。そして、大人もどのように対応したら良いものか戸惑うことも多いと思います。ここでは、幼児期・学童期・中学生と高校生に分けて、年齢に応じた起こりやすい反応と対応策についてお伝えします。

①幼児期(5歳くらいまで)

安全だった世界がなくなったと感じています。そのため、安全でいることを確認するために、家族への依存が強まるような行動をすることがあります。

② 学童期(小学生)

小学生でも赤ちゃん返りの行動が起こります。

③ 中学生・高校生

この年齢の子どもは大人とほとんど同じような反応があります。活動的だった子どもが引きこもるようになったり、うつ傾向になったりすることがあります。ひどい場合は、「死」を考えることさえあります。周囲の大人が社会活動の場を準備してあげることが大切です。子どもが抵抗なく活動に参加し、人との関わりや活動の楽しさを感じると、回復しやすくなると考えられています。

次回は、子どもの被災場面を再現した遊びや専門的な治療が必要なとき、子どもをケアする大人のケアについてお話します。

【参考文献】

1. ユニセフ「災害時と子どもの心のケア」

2. 日本小児科医会「もしものときに…子どもの心のケアのために」

3. 小児科医会「子どもと災害」

この記事を書いた人

ツキとナミ運営事務局

この作者の記事一覧

カテゴリー の他の記事

カテゴリー の記事をもっと読む