子供の自己肯定感を高めるための効果的な褒め方

「子供って何かできたり見つけたりするたびに、必ず走って報告しにくるよね」
「幼稚園に通っている息子は、毎日『今日の自慢』をお風呂で報告してくるんです」
子供、特に幼稚園~小学校低学年くらいの子供は、大人が考えもしないようなスピードで日々成長しています。成長とはつまり、1日1日できることがどんどん増えていっているということです。そして、できるようになったことをすべて親や周りの大人に報告します。親としては、そんな風に子供が褒めてもらいたがっている時には、全力で、愛を込めて、褒めてあげたいところですよね。今回は、子供に対する上手な褒め方についてお伝えします。ぜひ最後までお付き合いください。

子供は褒められたい生き物

子供、特に言葉をしゃべれるようになってからは、子供は毎日毎日何かを発見し、親に報告しに来ます。そして、その時に褒めてあげるととても嬉しそうな顔をして帰っていきます。私は毎日息子と近所の公園で遊んでいるのですが、息子は何かを発見しては私のところに報告に来ます。そして、公園で遊んでいる他の家庭の子どもたちも、私のことを「褒めてくれる大人」と認識するや否や、矢継ぎ早に褒めてもらいに来るのです。このように、子供たちは周りの大人たちに褒めてもらいたいと強く思っている生き物です。

考えてみれば、大人も同じかもしれません。成果を出した人間が褒められ、モチベーションを高めてさらなる成果を求めるのが、健全な組織であると私は考えています。褒められたいというのは人間の本能と言っても過言ではないかもしれません。

子供を伸ばす適切な褒め方

では、子供はどんな風に褒めてあげるのが正解なのでしょうか。

●褒めるポイントが少しでもあれば褒めてあげる

まずは、褒めてほしそうな顔をしてこちらにやってきた時は、分かりやすく褒めてあげましょう。「すごい!」「素晴らしい!」「良かったじゃん~!」など、子供が「褒められている」と実感できるような、分かりやすい言葉で褒めてあげるのがポイントです。

そして、子供にとっては「褒められポイント」ではないと考えている部分でも、大人はできるだけ良いポイントを見つけて褒めてあげましょう。例えば、子供にとっては何気ない幼稚園で過ごした1日の報告であったとしても、「今日も元気に遊んできたんだね!お友達と仲良くできて良かったね!」と言ってあげるのが重要です。

●大げさに褒めてあげる

次に、子供を片手間で褒めるのはやめましょう。

子供は、大人が思っている以上に、大人の表情をよく見ています。親が疲れている時や忙しい時など、子供の「褒めてほしい攻撃」に100%対峙するのはなかなか難しい場合もあるかもしれません。しかし、大人が適当な返事をしている時は、「しっかり話を聴いてくれていない」と子供にばれてしまいます。すると、子供の嬉しさは半減し、最悪の場合「この大人は褒めてくれない人だ」と認定されてしまう可能性もあります。

子供を褒める時は、できるだけ子供の目を見て、ジェスチャーを交えながら褒めてあげましょう。

●結果だけではなく過程を褒めてあげる

ここからは、子供の何を褒めてあげたらいいか、という点をお伝えします。

例えば、子供が100点を取って意気揚々と帰ってきたとします。ここで褒めるべきはどんなことでしょうか。100点を獲得する知能があること?それとも100点を獲得する努力をしたこと?

正解は、後者だと考えています。さらに言えば過去からの経緯も考慮すべきで、「100点を継続して獲得している」のか、「前々回60点、前回80点、今回100点」だったのか、このような点を考慮した褒め方をすべきです。

例えば、「前々回60点、前回80点、今回100点」と、段階的に点数があがっている場合は、「毎回毎回自分の欠点を見つけては潰していって、どんどん点数も上がっていって本当にすごいね。前回のテストの後もしっかり見直ししてたもんね。偉い!」のように褒めてあげましょう。このような褒め方によって、子供の中で自己肯定感が醸成され、「自分はやればできる。次も頑張ろう!」という気持ちになります。

「褒め」を次につなげるには?

子供を褒めることは、子供の自己肯定感の醸成、つまり「僕はやればできる」という感覚を育てることに繋がります。結果ではなく過程を褒めてあげることで、子供の自己肯定感はさらにアップするという話をしてきました。

さらに自己肯定感を高めるには、「うまくいった過程を聞き出す」ということが効果的です。先ほどの「前々回60点、前回80点、今回100点」という点数をたたき出した子供の例を考えてみます。このケースでは、「本当にすごいね。どうやったらこんなに点数伸びたの?」「前回と何を変えたらこうなったの?」と聞いてみましょう。明確な答えは返ってこないかもしれませんが、自分の取り組みを振り返り、どこに成長のヒントがあったかを考え、「自省」する非常にいい機会になります。

「なんでそんなことしたの!」「自分の胸に手を当ててよく考えてみなさい!」のような、明らかに怒られている時とは異なり、子供は素直に自分の行動を振り返るようになるでしょう。さらなる「褒めてもらうポイント」を探そうとするからです。

まとめ

ここまで、褒めることの重要性についてお伝えしてきました。確かに、100点を取ってきた子供に対して「頭がいいからだよね!」と片付けてしまっては、子供は「自分の能力を超えているもの」と判断した問題には着手しようとしなくなるでしょう。しかし、努力の過程を褒められると、「自分の行動は間違っていない。同じやり方をすれば、さらに高みを目指せるかもしれない」と考えるようになります。自己肯定感を育てるための適切な褒め方、ぜひ実践してみてくださいね。

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ツキとナミ 運営事務局
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