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8月 26. 2021 #勉強#叱り方#子育て#怒り方

親の「怒り」が子供に与える影響

「子供に対してどんな時に怒るべきか、わからない・・・」
「子供に尊敬されていない気がする…むしろ馬鹿にされているようで、怒ってもいうことを聞いてくれない…」
子育てをする上で、「叱る・怒る」という点について悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。自分の機嫌が悪い時についつい子供に当たってしまう、子供に馬鹿にされてさらに怒ってしまうなど、様々な悩みがあると思います。今回は、子育てにおける効果的な「叱り方」についてお伝えします。ぜひ最後までお付き合いください。

どんな時に怒るべき?

まず重要なのは、「何をしたら怒るか」を決めておくことです。なかなか難しいと思いますが、機嫌の悪い時にストレスを子供にぶつけてしまうのは絶対にNGです。私は幼少期、母親に「当たられた」際の理不尽さと怒りを今でも強く覚えていますし、この経験は人生において少しもプラスに働いていません。まずは感情の赴くままに子育てをしてはいけないという自覚を持ちましょう。

次に、どのような場面で「怒るべきか」を決めておきましょう。おすすめは下記の2つです。

●約束を破ったら怒る

まずは、約束を破ったら怒る、という点です。小さいうちは難しいかもしれませんが、いくつか親子間で約束を交わしておきます(この約束は、しっかり子供が納得していることが重要です。親の押し付けになってはいけません)。小さいうちであれば「友達をぶたない」、小学生になれば「宿題をやってから寝る」などです。このような「子供と一緒に決めた約束」を反故にした場合に、怒りましょう。

誰でも一度は経験があると思いますが、「教わっていないNGなこと」が原因で怒られる時の理不尽さといったらないですよね。本来、怒る・叱るという行為は「決めたこと・約束したこと」をやっていない場面で為されるべきです。

●人の道に外れたら怒る

次に、人の道に外れるような行動をした時は強く怒りましょう。いじめや人を傷つける行為、悪意を持って人に多大な迷惑をかける行為などです。ここは手加減せず、本気で怒る場面だと思います。場合によっては経済制裁(お小遣い減額・食事抜き)を行使するのも一つの手だと考えます。

●勉強ができない・運動ができない時に怒るのは絶対にNG!

基本的に怒るのは上記の2つにし、テストの成績が悪い・運動ができないといった場面で怒るのは絶対に避けましょう。ただし、毎日計算ドリルをやるという約束を破った結果、テストが壊滅的だった場合などは、「約束したことをやらなかった」という文脈で叱っても問題ありません。

基本的に怒るのは上記の2つにし、テストの成績が悪い・運動ができないといった場面で怒るのは絶対に避けましょう。ただし、毎日計算ドリルをやるという約束を破った結果、テストが壊滅的だった場合などは、「約束したことをやらなかった」という文脈で叱っても問題ありません。

私は幼少期、テストで悪い点を取ると、母親から烈火のごとく怒られました。テストを家にもって帰るのが嫌で嫌で仕方がないという毎日でした。「勉強の仕方が悪い」ではなく「お前は頭が悪い」という怒り方だったため、自己肯定感の大幅な低下に繋がっていました。学年の半分以上が東大に合格するような中高一貫私立に合格したにも関わらず、私の「頭が悪い」という自己評価は、社会人になるまで変わることはありませんでした。

このように、勉強ができないことや運動ができないことを、「お前は能力がないからだめだ!」という怒り方をするのは絶対にいけません。

親の「理不尽な怒り」が子供に与える影響

では、上記のような「goodな」怒り方ではなく、理不尽な怒り方や、感情をぶつけてしまうような怒り方、持って生まれた能力を否定するような怒り方をしてしまった場合、子供にはどんな影響を与えるのでしょうか。

●親に対し不信感を持つようになる

まず、親に対して不信感を持つようになります。本当に小さい頃は子供にとって親は絶対的な存在ですが、小学校低学年くらいになると、友達の親と自分の親を比較するようになります。その際、自分の親が理不尽で暴力的な怒り方をしてくると、「うちの親は間違っているのかもしれない」と思うようになる可能性があります。

少なくとも私は、小学校低学年の頃には「親の言うことが絶対に正しいとは限らない」という考え方を常に持っていました。不注意で水をこぼした程度で怒鳴られ頬をはたかれるようなことは、友人の家では発生していないことを確認していたからです。このように、人の道に外れているわけではないのに烈火のごとく怒られると、徐々に「おかしいのは自分ではなく親の方なのでは」と思うようになる子供もいるので注意が必要です。

●人間として尊敬できなくなる

上記のようなことが重なったため、私は徐々に親が正しいことを言っていても懐疑的になってしまいました。懐疑的になるだけでなく、親の言葉が重みを失い、徐々に小馬鹿にし、見下すようになってしまいました。これは私の性格の問題もありますが、きっかけは間違いなく「親が不機嫌な際に理不尽にぶつけられた怒り」でした。

●嘘を吐いたり言い訳をしたりするようになる

さらに、親に強く怒られる経験を持つと、子供は嘘をついたり言い逃れをしたりするようになります。答えはシンプルで、怒られたくないからです。しかし、基本的にはどんな親でも子供に対して怒りますし、一度も子供を怒らずに子育てをするのはほぼ不可能でしょう。では、嘘をついたり言い逃れをしたりするようになる子とそうでない子は、どこが違うのでしょうか。

それは、親の「スタンス」の違いによります。子供の言い分(言い訳ではありません)を聞かず、否定から入る親を持つ子供は、嘘をついたり言い逃れをしたりする傾向が強いです。一方、子供の言い分を「聴く」姿勢で臨むと、子供はしっかり事実や心情を話してくれるようになります。そして、もし自分に非があれば、しっかり「自分が間違っていた」と認められるようになります。

このように、子供が何かしらのトラブルを抱えて帰ってきた際には、最初から「怒る」のではなく、「話をしっかり聴く」スタンスで臨むようにしましょう。

まとめ

子育てをする上で、「怒り」という感情は非常に付き合いづらいものだと思います。私自身も、忙しい時や急いでいる時に限って子供がいたずらをしていたり、少し目を離した隙にテレビにコップを投げつけて全損させたりと、怒りたくなる場面はいくつもあります。しかし、幼少期の自分が味わった辛い思いをさせないために、一生懸命こらえています。辛く、苦しい作業ですが、親の「怒り」が子供に与える影響は甚大です。ぜひ、怒りをコントロールし、一貫性を持って「正しく」怒れるような親を目指しましょう。

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WRITER PROFILE

ツキとナミ 運営事務局
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