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4月 19. 2021 パートナー生理

ピルって何なの!?実は10代から利用できるって本当!?

最近は日本でも使用される方が少しずつ増えてきている「ピル」に関してですが、皆さんはどこまでご存知でしょうか?
まだまだ知名度が低く、また、日本の性教育の遅れや「性=いやらしいこと」というイメージが根強いことにより「誰でも手軽にピルを利用している」とは言いづらいのですが、実は海外では10代の女の子たちからも非常に馴染みが深いものとなっています。

今回はそんな「ピル」に関して簡単にですが、ご紹介します。

大人の方はもちろん、10代の女の子たちでも安心してピルを使うことは可能です。「ピルで生理をコントロールできる」という知識があるのとないのでは、その後の人生が大きく変わってきてしまうこともありますので、しっかりと「ピル(※)」への理解を深めていただけたら、と思います。
(※ここでのピル=低用量ピルのことを指します。緊急避妊薬である「モーニング・アフターピル」と「低用量ピル」は別のものになります)

尚、ピルは医薬品ですので、医師に相談の上、使用方法、使用量を守って服用してください。

「ピル=避妊薬」でありません

日本ではなぜか「ピル=避妊薬」というイメージが付いてしまっているようですが、不十分な情報です。
実際に「ピルが避妊に使える」ということは間違いではないのですが、「避妊薬」はピルとしての効果のごく一部であり、ピルは他にも様々な効果を発揮します。

また、味方につけるととても心強い「ピル」ですが、「薬」ですから、もちろん作用もあれば副作用もありますので、注意して利用することが必要です。
基本的にはピルとは「生理周期を含めた、体調をコントロールする薬」です。

海外ではピルが市販薬として売られている国もあります

日本でピルを購入するためには、産婦人科への受診や病院からの処方箋をもらう必要がありますが、海外ではピルが市販薬である国も多く、日本での「ピルの利用」への馴染みが薄いことには、この辺りの違いもあるのでは、と思います。
また、諸外国では「女性がピルを用いて、生理周期やホルモンバランスを自分でコントロールすること」は「当たり前のこと」と捉えられている節がありますが、日本ではそこまでの認知が進んでいない、ということもあります。

特に欧米諸国では10代の女の子たちでも「当たり前のように」ピルを使っていることもあり、日本人女性でも、過去に留学経験や海外での生活の経験がある方だと、日本に帰国後もそのままピルを利用している方も多いようです。
実際に、イギリス・ドイツでは10代の女の子たちへの低用量ピルの配布は「無料」となっており、特にドイツやフランスなどでは「自分の体調とうまく付き合うため」に15歳以上の女性のうち、ピル使用率は「フランス:約33%、イギリス:約26%、アメリカ:約13%、カナダ:約28%」というデータもあります。

ピルをうまく用いると学校行事と生理期間が被ってしまうことを防ぐことも可能です

小学校高学年になると、少しずつ、女の子たちにも「生理」が始まってきますが、その際にどうしても「嫌だな」と思うのが

・修学旅行と生理期間が重なってしまう
・入試当日に生理が当たってしまう
・大切な部活の試合の日に、生理が重なってしまう

などのことが考えられます。

特に「入試の日と生理が重なり、試験当日にお腹が痛くて問題が解けなかった」というような出来事が起こってしまうと、一生を左右する出来事に成りかねません。
そこで味方になるのが「ピル」です。ピルをうまく用いると、生理周期をコントロールすることが可能ですので、生理を遅らせることなどが可能なのです。

ピルの効果(メリット)にはどのようなものがあるの!?

では、簡単にですが「ピルで出来ること」を見ていきましょう。

・月経周期の安定
生理周期を安定させ、決まった日に月経を起こす事が可能です。仕事や旅行、学業への大きな味方となります。

・月経量の低減と月経痛の改善
ピルを用いると、月経量が約1/3程度に減る、と言われており、月経痛のコントロールに優れており、結果的に子宮内膜症の予防や貧血の改善にまでも繋がります。また、PMS(月経前症候群)の症状緩和にも繋がります。

・ニキビ治療
ピルにはホルモンバランスを調整する機能があるので、なんと、皮膚の荒れやニキビを改善する効果もあります。ヨーロッパの10代の女の子たちがピルを愛用している理由には、この辺りのメリットも大きく関係しているのでは、と思います。

・子宮に関する病気の低減
長期的に服用することにより、卵巣がん、子宮体部がん、大腸がん、などの発症予防に効果があると言われています。

ピルのデメリットは!?

一方で、薬ですからデメリットもあります。デメリットに関しても見ていくことにしましょう。

・副作用が出ることがある
薬ですので、一般的な副作用が出ることがあります。また、ピルには5〜6種類ほどの薬があり、自分に合うピルとそうではないピルがあります。自分に合うピルを見つけるようにしましょう。副作用としては、吐き気・頭痛・むくみなどがありますが、飲み続けていると、内服を開始してから1~3ヶ月程度で消えてしまうことも多いようです。

・血栓症のリスクが少しだけ上がる
ピルを服用している女性は、血栓症・心筋梗塞・脳卒中になるリスクが少しだけ上がることが指摘されています。しかしピルを服用している女性よりも、妊娠中の女性の方が血栓症の発症率が高いことは証明されていますので、必要以上に怖がらないようにしましょう。

・中には服用できない人もいる
たばこをたくさん吸う方や重度の糖尿病の方・過去に乳がんを発症した方など、中には服用できない女性もいらっしゃりますので、注意が必要です。

初回に処方してもらう際に、お医者さんとよく相談するようにしましょう。

以上、簡単ですが「ピル」に関して、今回はご紹介させていただきました。
日本ではまだまだ普及が遅れているピルですが、欧米諸国の女の子たちは、中高生の頃からピルを用いて、自分自身の生理を管理をしている方が沢山います。日本の女性たちにも是非とも「ピル」を味方につけて、体調コントロールし「ご機嫌で」「楽しく」過ごせる日々を増やして欲しく思います。

また、生理痛に悩んでいた方が、ピルの服用を開始して、全く生理痛が無くなってしまった、というケースもあるようなので、月経痛に悩んでいる方も鎮痛剤だけではなくピルの利用も考えられてみてもいいかもしれないですね。

正しく利用すれば、絶大な効果を発揮する「ピル」ですから、しっかりとその効果と安全性を知り、うまく利用し、皆さまが快適な毎日を過ごされることを祈っております。

参考資料

内科での低用量ピル処方<基礎編>

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ツキとナミ 運営事務局
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