
子どもと学ぶ
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子どもの閲覧履歴にアダルトサイトを発見!どうする?
小学生の子どもにタブレットを貸していたら、インターネットの検索・閲覧履歴にアダルトサイトを発見しました。正直ショックで見てほしくないという気持ちと、どこまで子どものプライベートに踏み込んで伝えるべきか、悩んでいます。(30代女性・小4の子どもの母) 「子どもがパソコンやタブレット、スマホでアダルトコンテンツを見ていた!どうしよう!」親世代が子どもだった時代には無かったお悩みです。デジタルネイティブ世代の子どもと、「ネットに溢れる性情報との付き合い方」についてどう話せばいいか、性教育コンテンツ制作ユニット・アクロストンさんにお聞きしました。 監修・話題提供 アクロストン 妻・夫である2人の医師による性教育コンテンツ制作ユニット。楽しく性について学べる授業やワークショップを日本各地で開催。家庭ではじめられる性教育のヒントや性に関する社会問題についてなどをSNSで発信している。 著書:10歳からのカラダ・性・ココロのいろいろブック(ほるぷ出版)、3から9歳ではじめるアクロストン式 「赤ちゃんってどうやってできるの?」、いま、子どもに伝えたい性のQ&A(主婦の友社)など 「閲覧履歴は親も見る」とルール化することが大事
もっと読む8月 9. 2022#コミュニケーション -
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幼い頃からの性教育、何から始めたらいい?
家庭で子どもに性教育をする際、何から始めればいい?どうすればいい?と悩む方も多いはず。幼い頃から家庭でできる性教育ってどんなことでしょうか?と、性教育コンテンツ制作ユニット・アクロストンさんに聞いてみました。「性教育って特別な知識が必要なんでしょ?難しそう!」と諦める前に、ぜひお読みください。 監修・話題提供 アクロストン妻・夫である2人の医師による性教育コンテンツ制作ユニット。楽しく性について学べる授業やワークショップを日本各地で開催。家庭ではじめられる性教育のヒントや性に関する社会問題についてなどをSNSで発信している。著書:10歳からのカラダ・性・ココロのいろいろブック(ほるぷ出版)、3から9歳ではじめるアクロストン式 「赤ちゃんってどうやってできるの?」、いま、子どもに伝えたい性のQ&A(主婦の友社)など 性について楽しく学ぶ、アクロストンさんの活動 ーー「性教育コンテンツ制作ユニット」ということですが、どういった活動をしているのでしょうか? 子どもや親子で参加できる性教育のワークショップや、保護者向け講座、学校での授業、本の執筆などですね。 今(※編集部注:取材時の2022年時点)、上の子が中学1年、下の子が小学5年ですが、上の子が産まれて少しした頃にスマホやタブレットが普及し始めました。 自分の調べ物をしていた時に
もっと読む8月 5. 2022#コミュニケーション -
子どもに「赤ちゃんはどこからくるの?」と聞かれたら?|家庭教育研究家 田宮由美先生
最近、子どもと仲の良いお友達に妹ができ「私も弟か妹が欲しい!」と言われた現役ママライター。 話の流れから「赤ちゃんはどこからくるの?どうしたらできるの?」という質問をされました。その時は「そうだねぇ。どこかなぁ、どうしてかなぁ…」という感じでごまかしてしまったのですが、これってどんな風に応えればよいのでしょうか?家庭教育研究家で家庭教育協会「子育ち親育ち」代表の田宮由美先生にうかがいました。 疑問を持つことを褒める 子どもは真っ直ぐですから、疑問に思ったことは何でも真っ直ぐ質問してきますね。まずは、子どもが「赤ちゃんはどこからくるの?」という疑問を持つことができたことを褒めましょう。 幼い子どもは、生物学的なことや医学的なことに興味を持って、「赤ちゃんはどこからくるの?どうしたら、できるの?」と尋ねているのではないでしょう。「弟や妹が欲しい」という気持ちから、質問しているのです。 「命の尊さ」を伝える この時期に伝えたいことは、「命の尊さ」についてです。一見、困ってしまう質問に思えますが、実は「命の尊さ」について、教えることができる良いチャンスなのですよ! 祖父・祖母から父・母へ受け継がれ、そして子どもたちへと大切に脈々と受け継がれ、つながっていく大切な命であること、そして、その大切な命を自分
もっと読む6月 29. 2022#コミュニケーション -
ボディポジティブになるためのアイディア10選
ボディポジティブ(ボディポジティビティ)とは、「自分の身体や見た目をありのままに受け入れて愛する」というムーブメントのことです。たとえば「痩せている=美しい」といった特定の価値観に囚われずに、プラスサイズなどあらゆる体型の多様性を尊重しようという近年の動きを指しています。 女性の多くは、自分の身体を好きになれなかったり、不満を感じていたりします。歯の健康を維持するために毎日の歯磨きが必要なのと同じように、私達の考え方を変えるには毎日の積み重ねが必要なのです。 セルフケアを実践してボディポジティブになるためには、どんなことから始められるのでしょうか? 今日からできるボディポジティブ この記事ではボディポジティブになるために、10の方法を挙げています。 1.友達に言わないネガティブなことは、自分にも言わない2.他人を褒める3.自分への褒め言葉を受けとる4.身体に合わない服を手放し、心地よくなる服を着る5.自分を他人や若い頃の自分自身と比較しない6.「痩せた人は幸せ」という考えを見直す7.自分の身体にとって心地よいことをする8.自分自身にポジティブな言葉をかける9.身体を恥じることが有意義かどうか自分自身に問いかける10.ポジティブさで自分自身を包む それぞれ詳しく解説していきます。 1. 友達に言
もっと読む6月 28. 2022#PMS -
子どもの自尊感情を高める効果的な褒め方って?|家庭教育研究家 田宮由美先生
前回の記事では、ジェンダー平等を家庭で伝える大切さを取り上げましたが、自尊感情が低くなると色々なことがうまくいかなくなる、というお話がありました(子どもの自尊感情を高める効果的な褒め方って?)。自尊感情とはそもそも、どのような感情なのでしょうか?また、子どもの自尊感情を普段の生活の中で育む伸ばすにはどうすればいいのでしょうか?家庭教育研究家で家庭教育協会「子育ち親育ち」代表の田宮由美先生に、子どもの効果的な褒め方についてポイントをうかがいました。 子どもが頑張っている姿を認める 自尊感情とは、自分で自分を積極的に認め、自らの価値や存在意義を肯定できるような感情です。簡単に言うと、自分自身のことを好きだと思う感情です。 それを育むためには、まず周りの大人が、子どもの行動を認めてあげることが大切です。勉強でもスポーツでも遊びだって、どんなことでもいいです。子どもが頑張っている姿を認めてあげましょう。他者に認められることで、自分の存在を認めることができてくるんですよ。 認めてもらうことは、確かに大人でも嬉しいものですものね。それが成長過程にある子どもなら、なおさらだろうと思います! 「結果」だけでなく「過程」を褒める ですが、ひとつ気を付けてほしい
もっと読む6月 27. 2022#コミュニケーション -
子どもに「ジェンダー平等」を伝えるために、家庭でできることって?|家庭教育研究家 田宮由美先生
男女共同参画社会基本法の施行など大きく転換しつつある社会情勢の中で、ジェンダー平等であることは当たり前になりつつあります。 しかし、日常生活の中ではまだまだ「男らしさ」や「女らしさ」が求められる場面に出くわすことがありますよね。これからのジェンダー平等の社会で生きていく子どもを育ていくうえで、親はどのようなことに気をつければよいか、現役ママライターが家庭教育研究家で家庭教育協会「子育ち親育ち」代表の田宮由美先生にお聞きしました。 「男の子だから」や「女の子だから」という価値観 まだまだ 「男の子なのだから、メソメソ泣かないの」「女の子なのだから、お料理を手伝って」 なんて、日常のふとした時に口をついてしまうお母さんやお父さんも多いですよね。現役の親世代の人たちにも、ずっと昔から脈々と受け継がれてきてしまった性を区別する価値観が根付いてしまっている部分はあると思います。 しかし、これからの時代は男の子だから、女の子だからではなく、個性としてそれぞれの考えや行動を認めることが大切です。 時代に沿った価値観や教育ですから、お母さま世代の方が「男の子だから、女の子だから」とそういう価値観を持ってしまっても仕方ない部分はあると思います。幼い頃から、男らしさや女らしさを言い聞かせると、子どもの心の中に浸透してしまいます。お母さまが実際、そうなのだと思います。 「性別らしさ」に合わない自分を責めてしまう
もっと読む6月 26. 2022#子育て -
思春期からの性教育、どう始める?きっかけ作りのコツ
性教育をしなければと思いつつ、気が付けば息子は中学生。会話をしようと思ってもなかなか切り出せず、子どもからも性の話題をしてくることがないのですが、どうすれば自然に話せるようになるでしょうか?(40代女性・中1の子どもの母) やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっています。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】HP:https://www.hahanoki.com/ 子どもが何歳になっても遅いということはない 「子どもが何歳になったから○○しなくちゃ」という類のお悩みを抱える方は多いです。大概は外から何か言われたことで悩んでいます。そして「もっと早くに手を打っておけば。遅かったかなぁ」と考えてしまったりするのですが、性教育について「遅いことはひとつもない!」
もっと読む6月 10. 2022#コミュニケーション -
「思春期の子ども」とどう付き合ったらいい?
子どもが思春期を迎えるころ、ちょうど親は更年期に差し掛かる。お互いに心身の変化を経験することで関係性にも大きな変化が訪れるーー。多くの家族がそのようなことを経験しているのではないでしょうか。「子どもの思春期ってなんだか付き合い方が難しそう。そこに自分の不調が重なったら、どうしたらいいんだろう...」と不安になるお母様に向けて、助産師/チャイルドファミリーコンサルタントのやまがたてるえさんにお聞きしました。 監修・話題提供やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっています。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】HP: https://www.hahanoki.com/ 思春期は大人になるために必ず通るデリケートな時期 思春期は、子どもの身体が大人になるために
もっと読む6月 7. 2022#コミュニケーション -
子どもに「生理」をどう伝えたらいい?
生理の経血を子どもに見られた時、子どもが思春期を迎える時など、生理の話を子どもにどう伝えるべきか、悩む方も多いのではないでしょうか?子どもへの生理の伝え方について、今回は助産師でチャイルドファミリーコンサルタントのやまがたてるえさんから教えてもらいました。 監修・話題提供やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっています。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】https://www.hahanoki.com/ 生理の話をいつ伝える?ー「性教育は日常」という意識を忘れない まずそもそも、「性教育は日常」なので、一緒にお風呂に入る、
もっと読む6月 3. 2022#コミュニケーション -
子どもの権利条約を知ろう!子どもの4つの権利って?
皆さんは、子どもの権利条約というものをご存知でしょうか。子どもの権利条約とは、すべての子どもは人権があり、自らの意見を言う権利や育っていくための環境が保証されることが明記されている文書です。この条約について聞いたことがないという方もいることでしょう。今回は、子どもの権利条約についてお話したいと思います。 子どもの権利条約とは? 子どもの権利条約は、正しくは「児童の権利に関する条約」といいます。子どもの基本的人権を国際的に保証するために、1989年に国連で採択された条約です。1990年に発効され、日本は、1994年に批准しています。 4つの権利 子どもの権利条約には、子どもの4つの権利が示されています。 ①生きる権利住む場所があり、食べ物や必要な医療を受けることができるなどの命を守るために必要な権利です。 ②育つ権利遊んだり勉強したりして、生まれ持った自分の能力をのばして成長していける権利です。 ③守られる権利紛争などに巻き込まれたり暴力や搾取、有害労働などを強いられたりしないこと、難民になったら保護されることなどが守られる権利です。 ④参加する権利自由に意見を発表したり、グループを作ったりすることができる権利です。 子どもの権利条約の基本原則 子どもの権利条約の原則的な考え方として、次の4項目が定められています。子どもは大人の付属物や所有物ではなく、一人の人間として大切な存在であることがわかります。 ①生命、生存及び発達に対する権利命が守られて、自分の能力を発揮して成長していける環境(医療・教育・生活支援など)を保証される権利です。 ②子どもの最善の利益
もっと読む11月 16. 2021#SDGs -
被災後の気になる子どもの行動と対応
災害と子どもの心のケアは、今回は最後となります。前編では、主に子どもの心のケアで大切な4つのことを紹介しました。中編では、被災した子どもに起こる反応を年齢別に示し、その対応策をお話しました。 今回は、子どもの被災場面を再現した遊びや専門的な治療が必要なとき、子どもをケアする大人のケアについてお話します。 被災の様子を再現した遊び 子どもは、被災した後に被災の様子(地震や避難など)の絵を描いたり、被災した場面のごっこ遊びをすることがあります。大人はびっくりすることでしょう。大人の言葉をそのまま真似たり、テレビなどを見た様子を語ったりします。 子どものこのような行動は、遊びを通して気持ちを整理したり表現したりしている様子であり、子ども自ら回復しようとする過程で見られる行動です。基本的に、やめさせることなく見守ってください。無理に否定したりやめさせたりすると、子どもの気持ちを表現する場がなくなってしまいます。子どもが言葉に出している様子を受け止めてあげましょう。 反対に、大人が子どもに被災の体験を無理に話させることは避けなければなりません。嫌がる子どもに衝撃を再現させるよう行為となります。子ども自身が話したいかどうかが大切です。 専門的な支援が必要なとき 周りの大人が一生懸命にケアをしても症状が非常に強く出る、時間がたってもおさまらないといった場合には、専門家の支援が必要です。次のような症状
もっと読む11月 10. 2021#子育て -
年齢別に分かる被災した子どもに起こる反応と対応
前回では、災害と子どもの心のケアについて大切な4つのことについてお話しました。今回は、被災した子どもに起こる反応を年齢別に示し、その対応策をお話します。ぜひ参考にしてくださいね。 子どもの年齢別心のケア 子どもが被災すると、様々な症状が出ますが、子どもは自分でその気持ちを伝えることができないことも多いものです。そして、大人もどのように対応したら良いものか戸惑うことも多いと思います。ここでは、幼児期・学童期・中学生と高校生に分けて、年齢に応じた起こりやすい反応と対応策についてお伝えします。 ①幼児期(5歳くらいまで) 安全だった世界がなくなったと感じています。そのため、安全でいることを確認するために、家族への依存が強まるような行動をすることがあります。 幼児期の子どもに見られる反応対象方法・夜中に目を覚ます・世話をする人にまとわりつく・体験したできごとを繰り返し話す・表情が乏しくなる・無口になる・眠ることや一人になることを怖がる・赤ちゃんが返りがある・大きな音に驚く・声に出して「大丈夫だよ」と伝える・できごとを繰り返し話すことがあるが、何度でも耳を傾ける・世話をしてくれる大切な人から無理に引き離さない・日常生活をこれまで通りに続ける・スキンシップを大切にする・できごとを無理に思い出させ
もっと読む11月 9. 2021#SDGs