コミュニケーション
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思春期からの性教育、どう始める?きっかけ作りのコツ
性教育をしなければと思いつつ、気が付けば息子は中学生。会話をしようと思ってもなかなか切り出せず、子どもからも性の話題をしてくることがないのですが、どうすれば自然に話せるようになるでしょうか?(40代女性・中1の子どもの母) やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっています。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】HP:https://www.hahanoki.com/ 子どもが何歳になっても遅いということはない 「子どもが何歳になったから○○しなくちゃ」という類のお悩みを抱える方は多いです。大概は外から何か言われたことで悩んでいます。そして「もっと早くに手を打っておけば。遅かったかなぁ」と考えてしまったりするのですが、性教育について「遅いことはひとつもない!」
もっと読む6月 10. 2022#コミュニケーション -
「思春期の子ども」とどう付き合ったらいい?
子どもが思春期を迎えるころ、ちょうど親は更年期に差し掛かる。お互いに心身の変化を経験することで関係性にも大きな変化が訪れるーー。多くの家族がそのようなことを経験しているのではないでしょうか。「子どもの思春期ってなんだか付き合い方が難しそう。そこに自分の不調が重なったら、どうしたらいいんだろう...」と不安になるお母様に向けて、助産師/チャイルドファミリーコンサルタントのやまがたてるえさんにお聞きしました。 監修・話題提供やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっています。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】HP: https://www.hahanoki.com/ 思春期は大人になるために必ず通るデリケートな時期 思春期は、子どもの身体が大人になるために
もっと読む6月 7. 2022#コミュニケーション -
子どもに「生理」をどう伝えたらいい?
生理の経血を子どもに見られた時、子どもが思春期を迎える時など、生理の話を子どもにどう伝えるべきか、悩む方も多いのではないでしょうか?子どもへの生理の伝え方について、今回は助産師でチャイルドファミリーコンサルタントのやまがたてるえさんから教えてもらいました。 監修・話題提供やまがたてるえ/助産師・チャイルドファミリーコンサルタント病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を15年行なっています。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】https://www.hahanoki.com/ 生理の話をいつ伝える?ー「性教育は日常」という意識を忘れない まずそもそも、「性教育は日常」なので、一緒にお風呂に入る、�
もっと読む6月 3. 2022#コミュニケーション -
ビックイベント時の夫婦喧嘩、どう対応する?
「せっかく幸せな結婚式のはずなのに、いざ準備が始まると喧嘩ばっかり…」 「マイホームを買いたいんだけど、毎度毎度意見が食い違って喧嘩になる…」 結婚式やマイホームの購入は、夫婦にとってあこがれのイベントですよね。しかし、一生に一度、かつ大金がかかるせいか、このようなビッグイベントの時に相手の本性や本音が見えて、喧嘩になるケースが多いのではないでしょうか。かく言う私も、結婚式準備とマイホーム検討のタイミングでは妻と大喧嘩を繰り返していました。 本記事では、数々の夫婦喧嘩を乗り越えた私が、人生のビッグイベント時に喧嘩をしてしまった原因と対策をお伝えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。 人生のビッグイベントには喧嘩がつきもの⁉ 身も蓋もないタイトルですが、人生のビッグイベントでは喧嘩が発生することが多いです。なぜ、幸せなイベントにも関わらず喧嘩が発生してしまうのでしょうか。 経験したことのないような大金がかかるというプレッシャー まずは、経験したことのないような大金を使わなければならないことによるプレッシャーです。例えば結婚式では、300万円以上のお金がかかるのが一般的です。潤沢な貯金があり、一度に払えれば良いですが、数百万円をポンと払える若い夫婦は珍しいのではないでしょうか。両親にお金を工面してもらう人も少なくありません。このような大金がかかるゆえに、「絶対に失敗したくない」という心理が働き、感情的になったり、ピリピリしたりする夫婦が多いようです。 「一�
もっと読む7月 27. 2021#コミュニケーション -
子育てをめぐる夫婦喧嘩、どう避ける?どう解決する?
妊娠中~子育て期間中に夫婦喧嘩が起きてしまう原因と、解決策の例をお伝えします。 「子供ができてから、夫婦喧嘩が増えた…」 「『母になったら女は変わる』って言うけれど、確かに最近なぜか妻がカリカリしている…」 待望の子供が生まれ、幸せな生活がやってくると思っていたら、喧嘩の絶えない毎日。そんな悩みを抱えている夫婦は多いのではないしょうか。実は私も、子供ができてから1年くらいは深刻な夫婦喧嘩が絶えませんでした。(妻が頻繁に実家に帰っていた目的は、育児を手伝ってもらうだけではなかったかもしれません…) 本記事では、これから子供が生まれる、または現在子育て中のパパママ向けに、夫婦喧嘩の回避方法をお伝えします。一児の父である私が、実際に夫婦喧嘩を回避できるようになった方法を、実体験を交えてお伝えします。子育て世代には必見の内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。 なぜ夫婦喧嘩が起きてしまうのか そもそも、なぜ妊娠中~子育て期間中に夫婦喧嘩が頻発しまうのでしょうか。 ①人生初の「自分以外の命に責任を持ち始める」期間だから 夫婦喧嘩が増えるタイミングは「同居開始時」「妊娠中」「子育て開始時」など、夫婦にとって「初めての経験」をしている時が多いと言われています。 特に妊娠中や子育て期間は、多くの人にとって人生で初めて「自分以外の命に責任を�
もっと読む5月 19. 2021#コミュニケーション -
親自身も学べる?家庭での性教育のメリットとは?
日本でも少しずつではありますが「多様性を認めよう」という考え方も出てきています。LGBTQの方、外国籍の方、いろいろな価値観の人がいる、ということが認識され始めています。 そうとはいえ、日本では「こうあるべき」という固定観念やバイアスも強く、その影響で、非常に生きづらい思いをしていた方がいらっしゃることも事実です。最近は日本でも少しずつ「子どもの個性を認めましょう」という考えも出てきており、以前のみんな同じという考えから、変化しつつあります。 また、日本の性教育は世界各国に比べて、遅れていることが指摘されています。今の時代、小学校高学年や中学生になると、インターネットを通じて、とても簡単に世界へとアクセスすることができるようになっています。昔に比べて、簡単に世界の人々と繋がれる時代に突入しているのです。 そんな中、世界基準での性教育を日本にも広めるため、少しずつですが、日本でも性教育の大切さが見直されてきています。しかし、学校で実際に新しい性教育(包括的性教育)が認められ、実施されるまでには少し時間がかかるため、家庭での新しい性教育の大切さが重要視されています。 今回は、「新しい時代の性教育により、親世代にとって得られるものは何か」という視点で、包括的性教育を見ていきたいと思います。 「新しい性教育」の内容は、非常に多岐に渡っています 現在、子育てをされている方の中には、「性教育」といえば 生理のこと避妊のこと などの認識が中心ではないでしょうか?これから求められてくる包括的性教育は
もっと読む4月 30. 2021#コミュニケーション -
パートナーや職場の同僚に病気が発覚。どう声をかける?
ナミ ツキちゃん、元気ないけどどうしたの? ツキ クラスの友達が病気にかかったことが分かって…。どう声をかけたらいいかなぁ? ナミ そうなんだ…。前向きでいてほしいけど、どういうことを意識したらいいか、悩むよね。
もっと読む3月 23. 2021#コミュニケーション -
世界で広がる「包括的性教育」ってどんなもの?
「性教育の後進国」と言われてしまっている日本ですが、国際交流やスマホの広がりを受け、徐々に国際レベルでの性教育の必要性が受け入れられつつあります。学生時代を振り返ってみて、実は同級生の中の「10人に1人はLGBTQ・性的少数者だった」と考えると、驚かれるのではないでしょうか? LGBTQや性的少数者の方のなかには「身体は男性だから、我慢して結婚をした」という方や、「同性を好きになったが、そんな自分はおかしいのではと思い隠して生きている」方など、根深い問題があり「誰からも理解されないこと」に苦しみ、自殺してしまったような方も多くいらっしゃるのです。 そんな経過を経て、日本でも徐々に「いろいろな人がいるのだよ」という多様性の時代に入りつつあり、多様性を教えるためには性教育は欠かせないものとなっています。 元々日本では、「性教育=性感染症や子供を産むことについて」くらいの認識があるようですが、実は世界規模で見た性教育は、人権や人間関係など生きるために必要な知識になっています。 今回は、国際セクシュアリティ教育ガイダンスを元にした包括的性教育に関して簡単に見ていきましょう! 国際セクシュアリティ教育ガイダンスってなに? 初版は2009年に出され、国連合同エイズ計画(UNAIDS)、国連人口基金(UNFPA)、国連児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)の協力の元にユネスコ(UNESCO)が作成しました。 基本的に、他の国々はこれらの内容を元に性教育を行っていますが、残念ながら日本の教育会ではまだ取り入れられていないのが現状です。 最新版は2018年に国連女性機関(UN Women)が追加して、10年の成果を踏まえ、作成されました。 ポイントとしては性教育とは身体のことだけではないとされており、内容は8つのキーコ
もっと読む3月 17. 2021#コミュニケーション