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IUD・IUSってどんなもの?
IUDやIUSは、「避妊リング」とも呼ばれ、一度の装着で最長5年間の高い避妊効果を得られる子宮内避妊器具です。今回はこのIUDやIUSについて、具体的なしくみや効果、上手な医療機関のかかり方などを産婦人科の柴田綾子先生にお聞きしました。 産婦人科医 柴田綾子先生 2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信を行っている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 そもそもIUD・IUSって何? ーーIUDやIUSとは、具体的にどういったものでしょうか? 子宮の中に装着するタイプの小さな避妊具です。日本だと避妊をより確実にしたいと思ったら、低用量ピルを毎日しっかり飲むか、このIUDもしくはIUSを使うことになりますね。 IUDはIntrauterine Device、IUSはIntrauterine Systemの略です。どちらも子宮内に挿入して、子宮に受精卵が着床しづらくすることで避妊効果が期待できるものです。IUSの方には黄体ホルモンがついていて、それが5年間ぐらいずっと少量ずつ溶けだすというシステムです。日本だと「ミレーナ」という商品名で販売されています。 そのためIUSは避妊に加えて、黄体ホルモンのはたらきにより、子宮内膜を厚くせず、生理痛の改善や生理の量を減らせるという効果も
もっと読む6月 21. 2022#IUD -
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低用量ピルってどんなもの?
低用量ピルについて、皆さんはどんなイメージがありますか?低用量ピルは避妊に役立ち、正しく服用すれば1年間で99%以上の避妊効果が期待できます。また、避妊以外にも、生理痛の軽減などの効果があります。今回は低用量ピルについて、主な種類やメリット・デメリット、副作用や上手な医療機関のかかり方などを産婦人科の柴田綾子先生にお聞きしました。 産婦人科医 柴田綾子先生2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信を行っている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 低用量ピルはセルフケアの1つのツール ――そもそも、低用量ピルとはどんな薬なのでしょうか? 低用量ピルは、欧米では半数以上の女性が自分の月経、つまり生理をコントロールするために使っている薬です。たとえばドイツだと、若い世代の約7割が低用量ピルを選択しています。(参考:
もっと読む6月 17. 2022#PMS -
子どもの起立性調節障害② 子どものジレンマと親の葛藤
前回は、1年間続いた娘の体調不良が、起立性調節障害によるものだったということをお伝えしました(子どもの起立性調節障害① 発覚までの1年間)。診断後、漢方を処方してもらい、しばらく様子を見ることになりました。今回は、起立性調節障害と診断されてからの生活をお伝えしたいと思います。 同じ病気を抱える子どもたちや親御さんたちと気持ちを共有できればいいなと思っています。 思わぬ副産物 効率の良い勉強法が見つかりました 毎朝、早く支度をしなさいと怒りまくっていましたが、さすがにそれはなくなりました。 ですが、休みが続いたり、遅刻ばかりしていると、学校での勉強が遅れるのではないかと心配になるのが、親心です。とにかく、大幅に勉強が遅れないようにと、教科書に沿った形で勉強できる4教科がセットになったドリルを購入し、学校を休んだ日は、教科書を見ながらそのドリルをしていくことにしました。起立性調節障害から来る体調不良により、なかなか登校できず、勉強に遅れてしまうことで不登校を招いてしまうこともあるようです。できるだけ、そういったことにならないために不安の種を取り除いていくことが、子どものストレス軽減にもなるように感じました。 自律神経の不調はストレスも大きく関わっていて、できるだけ、ストレスをためない生活をすることが大切なのです。そのため、その日のうちに勉強する量は決めず、好きな教科からできる分だけ勉強するというスタイルを取りました。 そうすると、今までなら勉強となるとすぐに集中力が切れていたのに、好きな教科で集中し、その流れのまま他の教科もこなすことで、効率よく勉強することができるようで、親の私が驚くほどの量を
もっと読む7月 29. 2021#ストレス -
ビッグイベント時には夫婦喧嘩に注意!トラブル回避方法をお伝えします
「せっかく幸せな結婚式のはずなのに、いざ準備が始まると喧嘩ばっかり…」 「マイホームを買いたいんだけど、毎度毎度意見が食い違って喧嘩になる…」 結婚式やマイホームの購入は、夫婦にとってあこがれのイベントですよね。しかし、一生に一度、かつ大金がかかるせいか、このようなビッグイベントの時に相手の本性や本音が見えて、喧嘩になるケースが多いのではないでしょうか。かく言う私も、結婚式準備とマイホーム検討のタイミングでは妻と大喧嘩を繰り返していました。 本記事では、数々の夫婦喧嘩を乗り越えた私が、人生のビッグイベント時に喧嘩をしてしまった原因と対策をお伝えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。 人生のビッグイベントには喧嘩がつきもの⁉ 身も蓋もないタイトルですが、人生のビッグイベントでは喧嘩が発生することが多いです。なぜ、幸せなイベントにも関わらず喧嘩が発生してしまうのでしょうか。 経験したことのないような大金がかかるというプレッシャー まずは、経験したことのないような大金を使わなければならないことによるプレッシャーです。例えば結婚式では、300万円以上のお金がかかるのが一般的です。潤沢な貯金があり、一度に払えれば良いですが、数百万円をポンと払える若い夫婦は珍しいのではないでしょうか。両親にお金を工面してもらう人も少なくありません。このような大金がかかるゆえに、「絶対に失敗したくない」という心理が働き、感情的になったり、ピリピリしたりする夫婦が多いようです。 「一生に一度か二度」というプレッシャー 次に、「一生に一度か二度」というプレッシャーです。結婚式は一般的には一生に一度、マイホーム購入も一般的には一生に3回以上ある人は珍し
もっと読む7月 27. 2021#パートナー -
子どもの起立性調節障害① 発覚までの1年間
最近、増えている子どもの「起立性調節障害」。小学生から高校生までの思春期に多い病気らしく、近年増加傾向にあるようです。実際のところ、増加傾向にあると言いましたが、昔はただただ怠けているだけだと思われていた態度が実は病気の症状だったのだ、ということなんだろうと思っています。私の娘が、起立性調節障害と診断されるまでの1年間について、親も子どももどうしてできないの…?と悩みつづけた経験をお伝えしたいと思います。 ただダラダラしているだけ? 朝、いつもの時間に起きてくるのですが、ソファーに横になったまま動かない。「早く支度をしなさい!いつまでダラダラしてるの?!」毎日、毎朝、叫ぶ。 娘は小学4年生。モタモタしているからといって、手取り足取り着替えさせないといけないような年齢はとっくに過ぎている。制服は、自分でソファの横まで持ってきている。それでもソファに横たわったまま動く気配がない娘。そうは言っても、刻々と登校時間が近づいてきて、私だけが焦る。ため息と共に、無理やりパジャマを脱がせて、制服を手渡す。そこまでされるとさすがの娘も、ゆったりとした動作ながら着替えだす。 「もうちょっと早く着替えなさいよ!時間がないよ!」 急かしても動きの遅い娘にイライラが募っていく毎日。イライラが少しずつチリのように積もっていくそんな朝。低学年までは朝に強く、なかなか起きられない私を起こしてくれるくらいだったのに…。いつからこんなに朝に弱くなってしまったんだったかな。 頻発する頭痛で脳外科へ 4年生の夏くらいから、よく「頭が痛い」と言うようになりました。この年は酷暑といわれるほど気温も高く、汗だくで登下校やスポーツをする中で、軽い熱中症みたいなものなのかな?と思い、塩分補充のタブレットと水分を取らせて
もっと読む7月 26. 2021#ストレス -
パートナーにはわからない、妊娠中の女性の心身の変化
「妊娠中、妻の心身に変化が起きている。どうやらお腹が大きくなるだけではなさそう…」「つわりって、気持ち悪くなるだけじゃないの…?」「こんなにつわりが辛いのに、全然わかってくれない…」 女性は妊娠すると、心身共に大きく変化します。精神的に不安定になる人もいれば、ひどいつわりが原因で生活すらままならない人もいます。しかし、多くの男性は妊婦についての知識は少ないのではないでしょうか。知識が乏しいと、よかれと思ってやったことがかえって迷惑だったり、不用意に相手を傷つけたりすることもあるでしょう。つまり知識不足は、不要なトラブルを引き起こしかねないのです。 本記事では、妊娠した女性に訪れる心身の変化について、なかなか男性が気づきにくい部分も含めてお伝えします。私は現在一児の父ですが、妻が妊娠するまではつわりがどんなものか、妊婦生活がどんなものか、全くわかりませんでした。不用意な言動で何度も喧嘩になり、妻に余計な負担をかけてしまったことを後悔しています。夫婦間のトラブルを避け、妊娠期間中を穏やかに乗り越えるために、妊娠中の女性の心身の変化について夫婦間に事前に勉強しておきましょう。ぜひ私の経験を反面教師にしてくださいね。 読者のかたへ妊婦の心身の変化と、パートナーができるサポートについてお伝えします。 トイレが近くなる まずは、トイレが近くなるという点です。お腹が大きくなると膀胱が圧迫され、頻尿になるケースが多いのです。私は妻が妊娠するまで、この事実を全く知りませんでした。それでは、頻尿がもたらす悪影響について見ていきましょう。 ①夜中に何度も起きてしまう 頻尿になると、夜中に何度も目が覚めてしまい、まとまった睡眠時間を取ることが難しくなります。睡眠
もっと読む5月 21. 2021#サポート -
反面教師にしてください!
こんな教育をされて嫌だった
~30歳を過ぎた今でも嫌な気持ちを思い出します~「なんでこんな簡単なこともできないの!」「あんたなんかママの子じゃない!」 しつけのつもりで、あるいはついつい自分の感情の赴くままに、子供にこのような言葉を投げかけていませんか。確かに、子育てはストレスフルです。「これだけはやらないでほしい」というようないたずらを、絶妙に最悪なタイミングでやってしまうのが子供です。しかし、マイナスの感情をそのまま子供にぶつけるのは非常に危険です。私は教育の専門家でも、子育ての専門家でもありません。しかし、私というサンプルを通して一つだけ確かなことは、「親が放った何気ない一言が、いつまでも取れない『棘』のように心に残り続ける」というケースがあるということです。 私は現在30歳を超えております。自分で言うのも何ですが、周囲から明るくてコミュニケーションが上手な人間と映っているはずです。しかし、そんな私でも幼少期に母から言われた言葉に未だに苦しめられています。本記事では、「私が言われて嫌だった言葉」や「その言葉が私に与えた影響」をお伝えします。ぜひ、反面教師としてください。くれぐれも、自分の子供にはマイナスの感情をぶつけてはいけません。 読者の方へ 子供の心を傷つける発言は、いつまでも心に残り続けます。子供への発言や接し方には十分気を付けましょう。 家庭環境の紹介 簡単に、私の家庭環境を紹介します。私の父は国立大学出身で、上場企業に勤めておりました。対して母は、公立中高から女子大に進み、卒業後は中小企業で働いていました。母の家族はいわゆるエリート揃いであり、姉は国立大、妹は医者という家系でした。 強烈な学歴コンプレックスを、私への異常な教育熱に昇華させてしまった
もっと読む5月 20. 2021#コミュニケーション -
子育て世代必見!子育て期間に夫婦喧嘩を避ける方法
妊娠中~子育て期間中に夫婦喧嘩が起きてしまう原因と、解決策の例をお伝えします。 「子供ができてから、夫婦喧嘩が増えた…」「『母になったら女は変わる』って言うけれど、確かに最近なぜか妻がカリカリしている…」 待望の子供が生まれ、幸せな生活がやってくると思っていたら、喧嘩の絶えない毎日。そんな悩みを抱えている夫婦は多いのではないしょうか。実は私も、子供ができてから1年くらいは深刻な夫婦喧嘩が絶えませんでした。(妻が頻繁に実家に帰っていた目的は、育児を手伝ってもらうだけではなかったかもしれません…) 本記事では、これから子供が生まれる、または現在子育て中のパパママ向けに、夫婦喧嘩の回避方法をお伝えします。一児の父である私が、実際に夫婦喧嘩を回避できるようになった方法を、実体験を交えてお伝えします。子育て世代には必見の内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。 なぜ夫婦喧嘩が起きてしまうのか そもそも、なぜ妊娠中~子育て期間中に夫婦喧嘩が頻発しまうのでしょうか。 ①人生初の「自分以外の命に責任を持ち始める」期間だから 夫婦喧嘩が増えるタイミングは「同居開始時」「妊娠中」「子育て開始時」など、夫婦にとって「初めての経験」をしている時が多いと言われています。特に妊娠中や子育て期間は、多くの人にとって人生で初めて「自分以外の命に責任を持つ」という重い現実を背負うことになります。この期間は精神的に緊張状態が続き、些細なきっかけで喧嘩が起きやすいのです。 ②理想(要望)と現実にギャップがあるから 一対一の人間関係で喧嘩が起きるのは、「自分が相手に望む理想姿と現実の姿にギャップがある」ことが原因で
もっと読む5月 19. 2021#ストレス