2021年 11月09日

運営事務局

どう切り出す?おすすめ性教育チャンス4選

ツキ

ナミちゃん、学校で受けた性教育って覚えてる?

ナミ

え~、そんなことあったっけ?

ツキ

ちょっとよく分からない部分があったんだけど、こういうことって誰に聞いたらいいのかな?

早ければ早いほど…でも、もう遅いもありません。

性教育というと、学校で男女別に集められ、生理や受精についての説明を受けるもの。そんなイメージではありませんか?

今の子どもたちは、スマートフォンの普及やインターネット環境の発達により私たち親世代とは比べ物にならないほど、さまざまな情報に早い段階で触れることができる環境に置かれています。

これまでの学校任せの性教育では追いついていけない部分について、家庭でのフォローが必要だと言えるでしょう。

しかし家庭での性教育が必要だと頭では分かっていても、子どもに対してどんな風に性教育の話について切り出せばいいのか分からない、そんな親御さんも多いと思います。

そこで、今回は、家庭で性教育をするチャンスとなる場面を4つ、ご紹介したいと思います。

①親子で入るバスタイム

子どもが幼い間は、お母さんやお父さんとお風呂に入ることがほとんどだと思います。慌ただしく過ぎてしまいがちなバスタイム。実は、このバスタイムは、体のプライベートゾーンについて教えることができる絶好のチャンスなのです。

まずは、体の名称から。それが覚えることができたら、次はプライベートゾーンを教えましょう。一般的に言われるプライベートゾーンとは、水着になった時に隠れる部分のことを指します。それに加えて、口も入ると考えてもいいでしょう。プライベートゾーンとして教えてあげてほしいのは、口、胸、性器、おしりの部分です。体の内部につながるとても大切な部分です。この部分はとても大切な部分で、もし人に触られてイヤだと思ったら、はっきりとイヤだと伝えてもいいんだよ、ということも合わせて教えてあげましょう。

②子どもから質問されたとき

不意打ちで来る子どもからの質問。心構えをしていないと、「そんなこと聞いちゃダメ!」や「そのうち、分かるよ」なんて曖昧な返事をしてしまうことになります。でも実は、子どもが興味を持っているこのタイミングも、絶好のチャンスなのです。

例えば、「どうして、お父さんにはおちんちんがあって、お母さんにはないの?」といった質問をされたとしたら、ごまかしたりせずに、「確かにそうだね!いいことに気づいたね」と、まずはその着眼点を褒めてあげましょう。そう答えてあげることで、聞いていいことなんだという認識が生まれます。もし、ごまかしてしまうと、聞いてはいけないことだったんだと、今後、質問しづらくなってしまいます。こうした質問では、男女の体の違いについて教えるチャンスでもあります。おちんちんには赤ちゃんをつくるための役割があることなどを教えてあげると良いでしょう。前もって心構えしておくことで、急に質問されたとしても、応えられるようにしておきましょう。

③小学校入学前の防犯教育と共に

保育園や幼稚園までは親の送り迎えがありましたが、小学校になると子どもだけでの登下校が始まります。子ども自身の行動範囲も広がり、公園など子どもたちだけで遊びに行くことも増えてきます。そんな時には知らない人について行ってはいけないことや、もしもプライベートゾーンを触られたりしたら、断固としてイヤだと拒否すべきこと、逃げることや親に報告することなども合わせて伝えてあげましょう。プライベートゾーンについての知識がなければ、子どもにもしもの事態が起こったときに、自分自身に何が起こったのか分からないまま、受け入れることになってしまう危険があります。そういった危険を回避するためにも、プライベートゾーンの大切さを伝えましょう。

④キスシーンやセクハラ場面をテレビなどで見たとき

家族でテレビを見ているとき、セクシャルハラスメントやキスシーンがでてきて、気まずい雰囲気になってしまう、なんてよく聞く話ですね。でも、実は、これは気まずい雰囲気にしてしまう親の問題でもあるかもしれません。思春期になると、子どもと性の話をするのは難しいように思うかもしれませんが、セクハラの場面など「これってどう思う?なにがダメだと思う?」といったように、大きくなってからでもプライベートゾーンについて確認することができます。

また、そういった話題でも話しやすい環境を作ってあげることで、子どもに恋人ができた時に変に隠す必要のない信頼関係が生まれます。思春期の子どもたちを守るためには、性情報に触れさせないことではなく、正しい性教育を教えることが必要なのです。

私たち大人側もアップデートが必要

性教育を家庭ですることは、なんとなく気恥ずかしい、と思っている親御さんもたくさんいると思います。自分たちがそうであったように、学校で性教育を受け、あとのことは友達同士などで自然と学んでいくんじゃないの?と思っていませんか?

ネット社会の今、性的な情報を得るのはとても早い年齢になっています。偏った情報に触れてしまう前に、正しい知識を子どもたちに伝えてあげることは、結果的に子どもを守ることに繋がります。親である私たちが性教育へのスキルをアップデートし、子どもたちに伝えていきましょう。学校や自然の流れ任せにせず、親子でできる性教育は、家庭でしていくことが大切です。

ハッシュタグ

この記事を書いた人

ツキとナミ運営事務局

この作者の記事一覧
お気に入り 5

同じカテゴリー の他の記事

  1. 漢方、食養生の始め方・取り入れ方

    「食事を工夫すると健康にいいって聞いたけど、どんなことに気を付ければいいの?すぐできることは何?」という疑問を持っている方もいらっしゃるかもしれません。「食事で体質を改善して健康になる」という考え方に関しては、東洋医学が長い歴史の中で様々な知恵を積み上げてきました。助産師・保育士・チャイルドファミリーコンサルタントのやまがたてるえさんに、「漢方」や「食養生」について教えてもらいました。食事で体質改善して健康になるってどういうこと?どんなことに気を付けて何を食べればいいの?そんな疑問がスッキリします。 やまがたてるえ/助産師・保育士・チャイルドファミリーコンサルタント 病院勤務後、自身の妊娠出産子育てを経て、地域子育て支援の活動を17年行なっている。たくさんの親子の子育て相談や、女性ためのカウンセリングなども行っています。子育て支援を、家族支援へとシフトチェンジしたくNPO法人子育て学協会のチャイルドファミリーコンサルタントとしても活動中。現在まで6冊の本を出版。近著は【13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと】 HP: https://www.hahanoki.com/ 東洋医学が大事にする食事や漢方薬での体質改善

    もっと読む
    2024年 07月19日
    #PMS
  2. 生理前のイライラ、原因と対処法は?

    生理前になると、イライラや感情の乱れに悩む方も多いと思います。今回は生理前のイライラへのさまざまな対処法や、効果が期待できる薬について、産婦人科医の柴田綾子先生にお聞きしました。イライラが他の疾患のサインかもしれない場合や、婦人科受診の重要性についても触れています。 産婦人科医 柴田綾子先生 2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信をおこなっている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 生理前のイライラの原因と対処法。効果のある薬は? ーー生理前のイライラの原因と対処法について教えていただけますか? 生理前のイライラはPMS(月経前症候群)の症状として多くの女性が経験しています。 その原因の1つとして、生理前に分泌が増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響が考えられますね。生理の初めの方もプロゲステロンの分泌が多かったり、月経困難症の症状として生理中にイライラしたり、情緒不安定になったりすることもあります。 まず、日常生活でできることとして、リラックスできるように、スケジュールを緩めて休む時間を意識しましょう。ストレスがPMSを悪化させること�

    もっと読む
    2024年 07月05日
    #PMS
  3. 生理前や生理中の食欲の増加、どうすれば?

    生理前や生理中の食欲の増加に悩む女性は多いものです。今回はその原因や対処法について、産婦人科医の柴田綾子先生に伺いました。ホルモンバランスや栄養不足が関与するこの問題に対して、どのような対処法が有効なのでしょうか。 産婦人科医 柴田綾子先生 2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信をおこなっている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 生理前や生理中の食欲の増加の原因 ーー生理前や生理中の食欲の増加についてお伺いします。まず、原因を教えていただけますか? 生理前の食欲増加が強い場合は、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)の可能性があると思います。その原因としては、生理前に分泌が増える黄体ホルモンであるプロゲステロンの影響が考えられますね。また、月経中の食欲増加も、生理の初めの方やプロゲステロンが多い時期に見られることがあります。 それ以外にも、貧血のような症状が関連している可能性もありますね。出血の量が多いと貧血の症状が出ることがあります。 ーーつまり生理中に食欲が増すのは、ホルモンの変化や貧血による鉄欠乏の影響ということでしょう

    もっと読む
    2024年 06月21日
    #PMS
  4. 生理前・生理中に眠い…眠気の原因と対処法

    生理前や生理中、眠くなって困ることはありませんか?今回は、PMSや月経困難症が眠気の原因となる可能性や、生理前と生理中での眠気の違いについて、産婦人科医の柴田綾子先生にお聞きしました。眠気の対策として、生活面での工夫や漢方薬、低用量ピルの活用のほか、普段の生活の中でできる工夫として、カフェインの摂取や食事についてもアドバイスをいただいています。 産婦人科医 柴田綾子先生 2011年医学部卒業。妊婦健診や婦人科外来のかたわら女性の健康に関する情報発信をおこなっている。著書に『女性診療エッセンス100』(日本医事新報社)など。 生理前・生理中の眠気の原因 ーーまず、生理中や生理前の眠気の原因について伺いたいと思います。どんなことが考えられますか? まずは生理前の眠気ですが、PMS、つまり月経前症候群が関係している可能性があります。これにはいくつかの原因がありますが、生理前にはプロゲステロンという黄体ホルモンが増えることが一つの要因ですね。また、生理中の眠気が強い場合は、月経困難症の可能性も考えられます。月経中の眠気に関しては原因がはっきりしておらず、生理の症状が影響しているのかもしれません。

    もっと読む
    2024年 06月07日
    #PMS
  5. 性交痛にさよなら!パートナーと向き合うヒント【後編】

    日本初の性交痛に特化した情報メディアである「ふあんふりー」( https://fuanfree.com/ )編集長であり、デリケートゾーンケアブランド「YourSide」代表でもある、うるおいヘルスケア株式会社の小林ひろみさんに、前半ではパートナーとの向き合い方や解決策についてのヒントを3つお話しいただきました。後半では、さらに普段の生活の中で性交痛を抱える人が取り入れやすいヒント3つについて聞きました。 監修/話題提供 小林ひろみ/潤滑剤の輸入販売・メノポーズカウンセラー・性交痛メディアFuanFree編集長 15年前に潤滑剤の輸入販売を通じて出会った「性の健康」という概念。性にも健康と不健康が存在し、誰もが健康で心地よい、安心できる性生活を追求することが大切だということを学びました。この概念に触れて以来、性交痛(性行為に伴う痛み)の問題に取り組み、その解決に力を注いできました。商品で潤いを届け、ウェブメディアで情報を届け、活動団体を通じて課題を社会に届ける活動をしています。 ポイント4:きちんと「滑る」潤滑剤を選ぶ

    もっと読む
    2024年 01月12日
    #コミュニケーション
  6. 性交痛にさよなら!パートナーと向き合うヒント【前編】

    世代を問わず、多くの人が悩んでいる性交痛。その解決には、パートナーと対策をしたり、専門家に診てもらうなど、様々な観点から対策が考えらえます。日本初の性交痛に特化した情報メディアである「ふあんふりー」( https://fuanfree.com/ )編集長であり、デリケートゾーンケアブランド「YourSide」代表でもある、うるおいヘルスケア株式会社の小林ひろみさんに、パートナーと共に性交痛に向き合う6つのヒントについてお話を聞きました。 監修/話題提供 小林ひろみ/潤滑剤の輸入販売・メノポーズカウンセラー・性交痛メディアFuanFree編集長 15年前に潤滑剤の輸入販売を通じて出会った「性の健康」という概念。性にも健康と不健康が存在し、誰もが健康で心地よい、安心できる性生活を追求することが大切だということを学びました。この概念に触れて以来、性交痛(性行為に伴う痛み)の問題に取り組み、その解決に力を注いできました。商品で潤いを届け、ウェブメディアで情報を届け、活動団体を通じて課題を社会に届ける活動をしています。 ポイント1:パートナーに率直に切り出す ーー性交痛を抱えている人は、パートナーに打ち明けた方がよいのでしょうか?

    もっと読む
    2023年 12月22日
    #コミュニケーション
同じカテゴリー の記事をもっと読む
TOP