

ナミ
生理の時って、痛みや吐き気で勉強に身が入らなくなっちゃうことがあるよね。

ツキ
周りの人から、甘えてるって思われたくないな…

ナミ
それは甘えじゃないよ!無理しないで、どうしたらいいか調べてみようよ。
「生理前や生理になると痛みや気だるさ、吐き気で仕事や家事ができなくなる」このようなお悩みの女性もいらっしゃるかと思います。こういった生理による体の不調はとても辛いものですが、中には「どうして自分だけが何も手に着かなくなるのだろう」「それは甘えだから無理してでも頑張らなければ」と思い詰めてしまっている方も少なくないのではないでしょうか。
まず初めに結論になってしまいますが、生理で仕事や家事ができなくなること、それは決して甘えではありません!
今回は辛い生理痛や気だるさ、吐き気への対策や、周囲に理解してもらうための行動例について紹介していきます。
- 生理の痛みや気だるさで何もできないのは甘えではありません
・生理痛やPMSには個人差がある - 生理が日常生活に支障をきたすときは病院へ
・ひどい生理痛やPMSは病気の可能性が大
・病院で対処や改善の選択肢を相談してみよう
生理の痛みや気だるさで何もできない、それは決して甘えではありません!

生理痛やPMSには個人差がある
生理痛やPMS(月経前症候群)は個人差が非常に大きく、全く生理痛もPMSも起こらないという人もいれば、生理痛やPMSがひどくてなにも手に着かなくなってしまう人もいます。そもそも個人差が大きいものなので、「あの人は生理でも仕事がきちんとできているのに、なんで私はできないんだろう…」と自己嫌悪に陥る必要はないんです。人それぞれですからね。
ですが生理痛やPMSは他人から目に見えて分かるものではありませんので、パートナーや職場の男性からだけでなく、生理症状の重くない女性からの理解も得にくい場面もきっとあるかと思います。そんなときは一体どうしたら良いのでしょうか。
「生理が日常生活に支障をきたす」・・・そんなときは病院へ

ひどい生理痛やPMSは病気の可能性が大
生理で仕事や家事ができなくなるというように、日常生活に支障がでるレベルであれば、まずはお医者さんに診てもらうことをオススメします。ひどい生理痛は「月経困難症」と呼ばれるれっきとした病気ですので、治療すべきものなのです。
また、「ただの生理痛や気だるさかと思っていたけど、思わぬ病気だった!」ということもありえます。まだ病院で診てもらったことがないという方は、ぜひ一度きちんとお医者さんに診断してもらい、適切な治療法を確立していきましょう。
病院に行くメリットについて
病院に行くということには薬をもらえる、治療をしてもらえるというメリットがあります。「月経困難症という病気」を診断したり、子宮筋腫や子宮内膜症が隠れていないか診察することができます。
治療として漢方や低用量ピルを使うことで症状を和らげることができます。生理の症状は個人差が大きく、外見からは全く分かりません。症状がひどいときは、家族や上司にもぜひ話をしてみてください。(特に男性は、生理の症状について知らない方も一定数います)
また労働基準法では「生理休暇」という制度があります。生理日に強い症状があるときは休暇を申請でき、申請に診断書は不要とされています。仕事や業務に支障がでているときは、会社の産業医にも相談してみましょう。生理の辛さは目に見えないものだからこそ、周囲への相談や産婦人科への受診をためらわないようにしてください。